04kyotokyo02

透けてるガラスのコーヒーカップいいなー
光を当てないと透けてるってわからないくらい
濃い色のガラスのコーヒーカップ
どこで見つけられる?


一人暮らしすることになったら、食器はぜんぶお気に入りで揃えたい
田舎道で、どうぞご自由にって置いてあるくらい
綺麗なガラクタばかりになりそうだけど
きのうも京都の外れた街の小道で
二回くらい、どうぞご自由に を見かけて
それだけで楽しかった

きのうは最高のお誕生日だった
朝早く起きて、朝の新幹線に乗って
いつも泣く泣く通り過ぎる京都でおりれた!

朝の新幹線は想像通り気分がよかった
自由席も空いてるし、
空気が澄んでいて
そこかしこからお弁当の匂いもしないから
お昼の新幹線とはちょっとちがった
最近喫茶店でもお客さんの食事の匂いですぐ気持ち悪くなってしまう
特にハンバーグね、、涙
おいしいのにね涙

外からの光も、お昼に比べたらまだ柔らかい
目を刺してくるような眩しさ!というより
穏やかな風みたいな光だったので
川をまたぐ橋のうえで、あたりが陰陽でチカチカしだしても、ちっとも煩わしくなかった


そういえば朝最寄りの駅から最初の電車に乗ったのは、6時30分だったんだけれど
こんな時間にお父さんくらいのサラリーマンが沢山乗っていたのが意外だった
会社が遠いのかな、
って心配よりも 
お父さんたちの世代の人はほんとによく働くなあと思った 
わたしは仕事している時間が生活を明らかにうわまわってる事態に違和感を感じながら生きているけど、
お父さんたちはそんなこと
なんともないのかもしれないぬ
何十年の当たり前なのかもしれない

そういう意味で、この時代の“親孝行”ってむずかしいなあと時々思う
こどもの幸せや健康がどの時代でもきっと一番の親の願いだろうけど、
きっとその幸せや健やかさのなかには、(大学に行かせてもらえたから尚更そう思うのかもだけれど)
ちゃんとした会社で働いて、安定した生活のできるお金があって、結婚して、こどもができて、こどもには不自由をさせない暮らしがあって

そこまで一人で背負わないにしても、
安定した収入のあるお相手と一緒になって、こどもができてのとこからはさっきと同じ感じ
っていう意味も含まれているでしょう

もちろん色んな親と彼らなりの教育がそれぞれの家にはあって、時代の風にのれている親もいるだろうけれど、
わたしたち世代の親なら、そういう考え方の人のほうが今はまだ多いんじゃないかしら!

26歳になっても気を抜くと話が逸れつづけてしまうにゃ
変な語尾もまっすぐに書けないところも変わりませう
カッシーは人の性格はそうそう変わらないよって教えてくれた
わたしもこの数年でそのことがなんとなくだけれど確かに分かりはじめている 

だから、漠然と強くなりたいとか優しくなりたいって願うよりも
今はこのまま大切に大人になろうと思っている
そしたらさきほどの願いも自然とついてくるんじゃないかしら!

4/2の話にもどらなきゃ、、
このひは20km近く歩いた、
なぜならバスは観光客で窓も見えないくらい混んでいるし
お宿で貸してもらえる自転車は1台しか残ってなくて
結局帰りのバス以外はあるくことにしたの

でも哲学の道から始まったその日のルートは最高でしたよ!
まずねお宿の近くにあったおいしそうなパン屋さんで、ぜったいおいしいクリームパンを買ったらほんとに今までで一番おいしいクリームパンだった

哲学の道は川と道との境目になんにもなくて、
ふざげてたら簡単に落っこちちゃいそう
でも落っこちても悪くなさそうなくらい、気持ちよさそうな川が流れている!

むかし哲学者がこの道を歩いて思想に耽っていたことがこの道の名の由来だけど、
わたしは哲学なんかより
酔っ払いがこの道歩いたらどうなっちゃうんだろうフフフ
ってよからぬ妄想に耽っておった
あとはこの道が似合いそうなお友達のことをちらちら思い出したり

透きとおる川で目を涼ませたり
桜の木にこびりついた葉の皮を観察したり

その途中にあった、椿とねずみの神社がねすごく良かったなあ
椿ってあんな大きく咲くんだ、
咲いた感じは柔らかくて力強くて、それに自然の雫がとっても似合う
あじさいと一緒のオッパイ科かともしれない
というわけで、大好きになった!笑
その神社の真ん中で寝そべってたら観光客にわらわれたけど、それよりも気持ちがよかった

立派なカメラを持った少年が素敵な妹を隠し撮りしていて、気持ちがわかるから黙っておいてあげた

ネズミやキツネや色々な神様がいたけれど、手だけ合わせてなんにもお願いしなかった
欲を思い出せないくらい、わたしは満たされていました
ヨエコの、損しても幸せ状態だ!

そのあと休憩に入った喫茶店で、アイスオレを飲んだ
ほんとはゴハンも美味しそうだったけれど
わたしたち以外はみんな観光客で
お店はなかなか混んでいたから・・
だけど、もともとは他人であったんだろうChineseの三組が結託してるところとか
Francaisの奥様が昭和のオムライスを食べて、cest bon..って呟いたところとか
見れたからラッキーだった!
それに、アイスオレも美味しかった

そのあとふと思い出して、吉田寮に行ってみた
香港の知り合いから教えてもらって初めて知ったのよね
その香港の知り合いとは共通の言語がないから、いつも写真や動画のイメージだけで会話してるんだけど
吉田寮もその一つだったのだ

たまたま近くにいた寮生さんに声をかけてみたら、想像の50000倍くらい濃ゆいツアーをしてくれた
映画のセットか?ってくらい完成されたカオスだった
むかーし壁に貼られた学生運動を報せるチラシがそのまま跡になって残ってたりね
もう使われていないらしい部屋も、さっきまで人がいたんじゃないかってくらい
ソファの深い沈みや大量の煙草の吸い殻、
部屋中に人の跡が残ってる
流しのお水もちょろちょろ出っ放しだったりね

わたしが頼んだからこうしてくれているのに、
このまま奥の奥まで連れていかれて、裏庭のエミューみたいに食べられちゃったらどうしよう・・って想像しちゃってた笑

だってその少し前に、ニワトリが放し飼いされてる裏庭を通ったときに寮生さんが“ここにいる鶏はたまに殺して食べます”ってサラッと言ったんだもの

あでもね食堂はなんだか素敵だった〜
壁にはグラフィティー、DJセットに、ミラーボール
それに謎の畳スペース笑!
わたしミラーボールが大好きなのね

無事に入り口まで戻ってきたのだけど、
ここまでしてくれたのって学生さんたちが吉田寮の現状を知ってほしいていう気持ちからだそうだ
軽い気持ちで声をかけたけれど、まだ学生の彼らが直面してる現状って結構ハードだった
僕らの七日間戦争とは比にならないくらいリアルな大人との戦いやってた

すごい体験した感じもするけど、全ての感覚を鈍らせたくなる感じのね、鉛のような空気が充満していてしょっきんぐでもあった
怒りとか伝統とか歴史とか血とか、
目に見えないから透明なんだけれど
あの川の澄んだ水とちがって
どろどろって流れてるもの
夜になっても鼻に鉛が詰まっている感じがして、少しだけ気分がわるくなった

だけど案内してくれた寮生の子、良い子だった!
もともとダメージ入ってるデザインなのかなって思ったくらい、ぼろぼろに破れたジャージを履いてた
彼らの居場所は守られてほしいと思った

し、わたしも、場所は違うけれど大人と戦っている
から・・偏差値は到底届かないけどきっと同志だねいー

夜はゆえちゃんと会った、
歩いてるだけで明るくなるニールヤングの流れている商店街を案内してくれた!
そのあと中華をたらふく食べて、
鴨川のちかくまで下りて写真を撮らせてもらった
ずっと向き合ってみたかったから、嬉しい!

ゆえちゃんは意外と声が高くて、か細い
凛と透き通る声してて
自由に踊ってる姿も
晴れの日にお気に入りの長靴履いてるところも 
まっすぐ見つめてくる素直さも
ぜんぶ見たことのない綺麗なもので、
やっとゆえちゃんの絵と重なった!
元々snsでゆえちゃんを見つけたのに、きのうの夜は隣にいた
その事実がいちばん嬉しかった

きっと大切におとなになってくゆえちゃん、
ありがとう!

ゆえちゃん
帰りのバス

お宿に戻る前に妹がコーヒー買ってくれて、
クッキー分けて食べた
久しぶりにぐっすり眠れた!

つぎのひは雨だったけど、雨に濡れた松の木や木の根が綺麗で見惚れたなあ

舞妓さんには会えなかった、リベンジです!
でもokadayaで揃えた舞妓メイクはなかなか素晴らしかったのでまた挑戦しよう

26歳は真面目にわるふざけ

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