世界を救う方法は
いま、僕の目の前にあるのは見るから重々しい鉄扉だった。緊張でごくりと一つ喉を鳴らすと、意を決して僕はその扉を押し開ける。
扉を開けた先にいたのは、真っ白く長いひげをたくわえた老人だった。その老人は入ってきた僕に気がつくと声をかけてきた。「ああ、君が連絡をくれた***だね?」僕はその言葉に無言で頷く。老人は僕の目を正面から見つめると、重々しく口を開いた。
「ではご要望をお受けして、私がいかにして三角定規で世界を救ったのかを話すこととしようかの」
(……続く?)
こちらの企画への参加作品です。
更なる活動のためにサポートをお願いします。 より楽しんでいただける物が書けるようになるため、頂いたサポートは書籍費に充てさせていただきます。