中日ドラゴンズの2021ドラフト戦略について
中日ドラゴンズの2021ドラフト戦略についてとても簡潔に予想します
現在ドラゴンズは12球団一の投手力を誇り、12球団最低の打撃陣というかなり極端なチーム編成となっています。
主な原因として右翼の平田、新外国人で左翼のガーバーが怪我や不調などで全く戦力になっていないことが挙げられます。他にもレギュラーとして働く二塁の阿部、三塁の高橋周平が打撃で大きくマイナス面を作り機動力もないため非常に苦しい采配を余儀なくされています。
投手陣では柳と小笠原、又吉の好調から先発、中継ぎともに安定していますが福谷、大野、松葉選手が不調、梅津、清水、岡野選手が伸び悩み先発5、6番手に苦労しています。
ファームでは岡林、石川、石垣、土田選手が経験を積めていますが藤井、大野、遠藤、渡辺、石岡選手といった中堅ベテラン層がスタメンに名を連ねてきます。
以上のことから今年のドラフト戦略において補強ポイントを挙げるとすれば
即戦力の先発投手(左腕が望ましい)
両翼を守り長打力に秀でた選手(即戦力が望ましい)
ファームで両翼、捕手、内野を守れて長打力のある選手(高校生か素材評価の大学生)
となります。2017年から続く高校生投手の乱獲により戦力にならず枠を圧迫する若い投手が多く在籍しているので(竹内、垣越選手を育成に落としてもなお多い)今年の投手指名は即戦力で固めたいです。
即戦力左腕として上位候補として名が上がるのは
筑波大 佐藤隼輔
西工大 隅田知一郎
関西大 黒原拓未
三菱重工 森翔平
梅津、清水、岡野、高橋宏人選手と右投手が多く在籍しているので左投手に限定しました。現在は佐藤投手は評価を落とし、隅田、黒原選手は上位候補筆頭だと思われます。昨年早川、鈴木、山野、森浦選手といった大学生左腕が全体の20番以内で指名されたので上記の4名を獲得するには一位指名権を使わなければ獲得できないと予測します。
次に個人的に評価の高い即戦力外野手は以下の通りです。
慶應大 正木智也
上武大 ブライト健太
國學院大 川村啓真
仙台大 川村友斗
富士大 山城響
両翼を守り長打力に秀でた選手をピックアップしました。この中で山城選手はメインがセカンドですがライトも守ったりしています。
正木選手は慶應大ということと足を大きく上げるフォームからネットでの人気は無いように見えますが、実績だけなら間違いなく2021ドラフト野手の中では1番でしょう。
ブライト選手は四年生になって大きく飛躍をした選手です。足も早く送球も強いですし長打もある。中日スカウトが今最も注目してる外野手ではないでしょうか。
山城選手はセカンドとライトを守る左の強打者です。阿部、平田選手の不調がチームにとって致命的なのでそのどちらかもカバーできる山城選手は特に優先して獲得したいですね。
次にファームで育てたい素材型のドラフト候補です
千葉学芸校 有薗直輝
岐阜第一校 阪口 樂
昌平校 吉野創士
智弁学園校 前川右京
県岐阜商校 高木翔斗
神奈川大 梶原昴希
駒澤大 鵜飼航丞
今年の候補で有力な高校生内野手はいないので主に外野手がメインです。上位を即戦力の野手と投手で固めたいので3位までに残っている選手は前川、高木、鵜飼選手あたりでしょうか。藤井、大野選手の両ベテランが引退・解雇される可能性が高いため前川、高木選手の獲得に走る可能性が高いです。そして一塁には石垣、石岡選手が守っているのですがそこを鵜飼選手に任せたら首脳陣としても選択の幅が増え面白いのではないのでしょうか
阪口選手の知名度、注目度は高いのですが今のドラゴンズに彼を指名する余裕はないように見えます。おそらくソフトバンク、オリックスあたりが2位、3位で指名をするのではないのでしょうか。(近年大砲型の高卒野手は価値が高騰しているため)
以上のことから私が希望する2021ドラフト戦略は
一位 佐藤隼輔 外れ 黒原拓未
二位 ブライト健太
三位 山城響
四位 前川右京
五位 高木翔斗
となります。しかし実際のドラフトでは一位に高卒投手、二位で即戦力投手、三位でようやく野手を指名すると思います。
今までの考察はなんだったんだと思うでしょうが中日ドラゴンズのスカウト部は一軍の事などお構いなく投手ドラフトをやる連中です。根尾や石川選手のような地元に逸材が出ない限りは野手の補強は期待しない方がいいでしょう。
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