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東京・上高田「五香菜館」の手打ちワンタン麺1180円

町にポツンと町中華、という状況は日本中で見られる現象でして。
かつてにぎわった街並みで、ニーズのある中華料理店だけが残った、といったことかとは思うのですが。

東京・上高田の「五香菜館」はそんな「ポツン店」の1つです。
以前は向かいにあった銭湯もマンションとなり。
「なぜここに中華?』という疑問が炸裂する立地でして。

ところがここ、店構えからは想像もできない、上品な中華料理店なわけです。
その分、若干高いのが異色といえば異色。
例えばこの手打ちワンタン麺は1180円なわけです。

ワンタンは餡が大ぶりの食べ応えがあるタイプ。
醤油がしっかりしたスープは旨味たっぷりで。
中華には珍しくみつばが載って、清涼感があるわけです。
町中華とは思えない上品さ。

ここが人によっては評価の分かれ目かも。
ラーメンですら850円という価格帯と、この上品さに
ケチャップでなくトマトソースを使ったナポリタンにも近い、嬉しい違和感を覚えるかも。

価格帯は東京・白金高輪の「大宝」で「炒飯に1000円以上出すわけ」と感じてしまう時の、あの感覚があるかも。

いや、その価値はあるんで文句のつけようはないんですが。

町中華の多様さを示す一例かと。

創業当時のメニュー

また来ます。

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