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東京・代々木八幡「こうだ」のコロッケと冷やし中華

空に星があるように、中華で洋食が食べられることもあり。
だって町の中華は町の食堂だから。

普通にカレーライスやカツ丼がメニューにありますし。
まれに日本そばやうどんを置いていたり、逆に日本蕎麦店なのに半分以上のメニューが中華なんて例もありました。

東京・代々木八幡の「こうだ」は「中華・洋食」じゃないんです。
「洋食・中華」なんです。

店内の雰囲気もど真ん中中華とは異なる趣が。
子ども連れのママさんの姿がちらほら。
ハンバーグや焼き魚、フライ類も充実してますし。

「旧スタイルのファミレス?」なんて疑問も首をもたげたりして。

だからマカロニサラダとキャベツが添えられた自家製コロッケ(通常2個のところ1個でも提供してくれたりして)で生ビールをあおり、「剣客商売」を読んだ後に、冷やし中華で〆るなんて離れ業を繰り出せるわけです。
クラゲとカニカマ、分厚いチャーシューのトリオがガツンときます。

ロハのつまみにでたナスの辛子漬けが妙に美味いなんて喜びも。

冷中は紅生姜と和芥子が別皿で出てきまして。
好みの分かれる薬味は、嫌いな人が入れずに済むようにって配慮かと思うと胸が熱くなります。

勘定を済ませて外に出たら、上を向いて歩こうじゃないですか。

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