見出し画像

Who is "Good Guy Video"? ②

 全く本題に行き着かない本稿、取り敢えず何故「Good Guy Video」さん(以下、「GGV」さん)を知ったのかの過程を書いてみた。急に突撃してきたアヤシイヤツと思われるのも不本意なので、知り合いの知り合いは知り合いなんですよ~という言い訳を主張してみたのである。

 さて、様々な経過を辿って、「GGV」さんのZINEとビデオテープが届いた。販売は二種類あって、ZINEの単体と、ビデオテープ付きの通常版がある。ん?ビデオ付きが通常版なの? ビデオも送られて来るのが通常なの? ウチ、終活に向け断捨離中なんだけど、ビデオ殖えちゃうよ。でも、通常版を頼みますけどね。
 で…レオ様のプロモビデオが来たのだ。
 いや、レオ様嫌いではないので、早速楽しく鑑賞したが、この一本をセレクトしてくれた理由は何だったのだろう? 膨大なコレクションがあるはず。ZINEには、300本前後蒐集したと書いてあった。300分の1で、このビデオが我が家に来た、その偶然のインスピレーションは何だったのだろうか?
 1998年11月に発売されたこのビデオ、レオ様のキャリア的には、1996年に「ロミオ+ジュリエット」、1997年に「タイタニック」が公開された後の、大盛り上がりに乗っかったものである。
 レオ様と言えば、「ギルバート・グレイブ」(1993年)、「クイック&デッド」(1995年)、「バスケットボール・ダイアリーズ」(1995年)、「太陽と月に背いて」(1995年)と、大ブレイク前の出演作は結構見ている。また後年の映画も、チェックしたら殆ど映画館で見ていた。
 それこそ「レオマニア」の時代のを象徴する、超有名な二作品を見ていないという私にこのビデオが届いたのって、失われていた過去の数年を補完するような不思議な巡り合わせに思う。
 「GGV」さんは、透視でも出来ちゃうのか?
 ご自宅に並んだビデオのタイトルを眺めていると、「アナタには、このビデオが足りない~」と、視えちゃったりするのかも?
 誰かのためにビデオを選ぶって、とても神聖な儀式だと思う。その儀式の時間、きっと「GGV」さんは神になっているのだろうな。
 
 「レオマニア」を再生しながら、私はZINEを開いた。
 1万7千字が並ぶ、情熱できらきらしている文章を、一気に読んだ。2016年から映画のVHSを集める活動をしている事。集めたビデオが300本前後。ビデオを集め出したきっかけや、経過などが綴られている。
 同じ時代を生きている者として、共感できる部分も多い。が、彼独自の体験がとても面白い。そんな事があったのね~と、当時の自分と照らし合わせながら、一人の人間の足跡を追った。同じ時代を生きているけど、世代が違う、居住地も違うので、見えているものが全く異なるのが面白いのである。
 勿論、内容に詳しくは触れない。気になったら、購入して読んで欲しい。
 ただ、やはりVHSビデオを数多く所持している者として、ひたすら感動を覚えたのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?