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世界のナショナルスタジアムをみてみよう


はじめに

Jリーグが国立競技場の運営事業等公募における優先交渉権者に選定されました。これにより国立競技場の未来がどうなるか、楽しみです。

さて、国立競技場がどうなるかという興味ももちろんありますが、海外のナショナルスタジアムはどうなっているのか。気になりますよね?そこで、今回は、国立競技場をめぐる争点のひとつになるであろう、国立競技場の専用スタジアム化について、世界のナショナルスタジアムを参考に考えていきたいと思います。

海外のナショナルスタジアム

情報の収集方法

ウィキペディアの「世界の国立競技場一覧」に記述されている、206の国と地域にある285のナショナルスタジアムについて、特定の競技の専用スタジアムか、多目的な用途に使用される総合競技場かで分類する。

アジア

競技ごとの分類
専スタかそうでないか

アフリカ

競技ごと
専スタかそうでないか

北中米

競技ごと
専スタかそうでないか

南米

競技ごと
専スタかそうでないか

オセアニア

競技ごと
専スタかそうでないか

ヨーロッパ

競技ごと
専スタかそうでないか

全体

競技ごと
専スタかそうでないか

考察

地域の性格がなんとなくわかるような結果となりましたね。
世界全体としては総合競技場のほうが多く、専用スタジアムの数が総合競技場の数を上回ったのは北中米、南米、ヨーロッパの3地域という結果になりました。
その他の地域で総合競技場の数が専スタの数を上回ったのは、総合競技場のほうが多くの用途に使えるため、ナショナルスタジアムとして使い勝手が良いという理由があるのかもしれません。

ただ、一つ思ったことがありまして、オセアニアやアフリカでアジアなど他の地域に比べて競技の多様性が少ないのは、欧州列強による植民地時代の影響を受けている可能性が脳裏をよぎったんですよね。これに関してはちゃんと文献を参考にしているわけでもないので、陰謀論程度に思ってほしいのですが。

次に、話題をサッカーに戻して、FIFAランキング上位30カ国ではどうなるのか、みてみましょう。30国の理由は、引用元で紹介されてた国数が30だからですね()

世界ランク上位30国


競技ごと
専スタかそうでないか



サッカー世界ランク上位の国はヨーロッパと南米中心なので専スタが多いのはあらかた想像通りの結果ですね。
サッカーが強いから専スタが作られたのか専スタが作られたからサッカーが強いのか。
私の意見としては後者ですかね。今開催されているEUROをみてもわかりますがヨーロッパはサッカーが生活の一部として根付いてます。
それに昔どっかで「ヨーロッパではスタジアムがまず建ってその周りに街ができる」的な話を聞いたことがあるような無いような。

まあありえない話ですよね。それに今回の話ではナショナルスタジアムのことにしか触れていませんから、ヨーロッパとか南米でも総合競技場がめちゃくちゃ多いって可能性も十分あります。

今回はここまでにしましょう。国立の将来については専門家たちがすでにSNS上でいろいろ発信してますし、まあ気長に待ちましょう。

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