バヌアツ共和国との深い縁

笑ってコラえてのAD時代、2006年くらいに所さんが投げたダーツが刺さったのがバヌアツ共和国でした。このダーツが僕の人生を大きく変えました。

みなさんこんにちは。人口4400人の課題先進地域で道東テレビというインターネットテレビ局を作っているキロック立川です。人口減少地域でも今の時代テレビ局的なことができると思い挑戦しています。

今から15年くらい前に、日テレの笑ってコラえてという番組のアシスタントディレクターをやっていました。その時に僕は積極的に海外に行きたいと手をあげていました。

初めての海外ロケは博多の駅長さん企画で、ジェットフォイルにのって韓国でした。仕事で海外に行けるって最高!その時のDさんや先輩ADさんにはご迷惑をおかけしましたが、最高に楽しかったですし、たぶんそう言う感じにしてくれたんだなと思います。ありがとうございました。

そしてバヌアツ共和国とのご縁ですが、世界ダーツの旅で2週間くらいお世話になったと思います。当時コーディネーターをしてくれたのが、船橋でも事業を行う日本人のひろさんでした。

このバヌアツでのロケがまぁ色々あったのですが、まず言葉が二重通訳でした。バヌアツには言葉がいっぱいあって(それもすごい)現地語から英語への通訳者と、英語から日本語への通訳で、2回時間がかかるんですね。

笑ってコラえてはバラエティ番組なので通訳に時間がかかるのもちょっと大変だったと思いますが、優秀なDさんだったので成立していました。でも大変なのは翻訳チームでした。

当時は収録がミニDVのテープで、テープのダビングをしながらOK企画を翻訳していくのですが、この翻訳が難しい。言語がいっぱいあるので、英語がわかったもわからない部分があったりで、翻訳も最終的に3人体制でやっていました。当時の翻訳チームの方達はいまもFacebookでつながって近況見えて楽しいです。

そんなチーム戦でしたが、そこは底辺ADだった僕なので、当然ながら色々失敗もありまして、2週間の滞在の後、空港を出発する時に、空港で号泣しました。感謝と謝罪の気持ちでいっぱいだったんだと思います。

そんな号泣した別れから1年くらい経って、テレビ業界に疲れて
「AD辞めて北海道にリゾートバイトするんです。」みたいな話をバヌアツのコーディネーターひろさんに言ったところ「バヌアツに来れば?」と提案してもらいました。

そしてバヌアツに通算半年くらい、2回に分けて一回4ヶ月くらい滞在してバヌアツの映像を撮ったりしてました。

後で当時の映像とか探してみます。

でこの時にハマったのが「カバ」です。コショウ科の植物の根っこをすりつぶして水で越して飲む伝統的なドリンクなのですが、バヌアツの首都ポートびらにはこのKAVAを飲ませるKAVABARがめちゃくちゃあるんです。当時人口5万人弱くらいの街で200件以上のカババーがあるという。

カバの量で値段が決まっていて、ココナッツの殻を半分に割ったやつとかになみなみはいって二百円とかそんな感じでした。五百円もあれば十分です。

何が良いかと言うとダウナー系なんですね。お酒はテンションが上がるアッパー系?イェーイ乾杯!って感じですが、カバは「ウェーイ↓今日どうだった↓今日のカバいいねぇ↓」とボソボソとくらいカババーの中で話す感じ。基本静かなんですね。明るいコミュニケーションが普通だった僕にとって、カババーの暗い中で同じ感覚を共有する体験は面白かったです。

こんな異文化を楽しめるのでバヌアツ大好きなんですが、バヌアツめちゃくちゃおもしろかったです。

①世界で一番幸せな国
②カバ
③言語がいっぱいある→なんでそんなに言葉が違うのか?
④ラピタ人
⑤日本人に似た国民性。優しい。
⑥南太平洋の美しい島々
⑦活火山 マグマ
⑧現地の日本人のみなさんがパワフル

まぁいろいろな魅力があるのですが、ここで僕は奥さんに出会いました。一目惚れだった気がします。バヌアツで出会ったひろさんや土山さんは僕の人生に大きな影響を与えてくれています。ひろさんは一緒にいる時には朝食を一緒に食べる朝食友達ですし、土山さんとは一緒に命懸けの冒険旅行をしました。宝ものです。

人生はどこで何がつながるかわかりません。挑戦した先に見える世界もあると思います。まずは一歩踏み出すことなのかなと。ダーツの旅がバヌアツに刺さった時に一生の友人ができるとか、奥さんと出会うとは思っていませんから!

ということで今日はバヌアツの話でした。ではまた!

クラファンに挑戦しています!


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