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日本人の心 15 小室さんの人権

前にもnoteに投稿しているのでしつこいと思われるかも知れませんが、小室さんがニューヨークの司法試験に落ちたことを取り上げて、どうするんだ、ざまあみろと言わんばかりの報道には心が痛みます。

一生懸命に勉強したのに試験に落ちた、とても辛い経験です。誰だって落ちた落ちたなどと言われたくないと思うのです。採用が決まっている法律事務所での給与が下がるはずだとか、試験に受かってから結婚すべきだったとか、またまたいらぬ心配をしてくれています。

前に書いた通りこれはほとんど人権問題です。この点について有名な憲法学者が憲法の条文では天皇の後に国民の権利が書かれているので天皇家には国民の権利も結婚の自由もないのですと言っていました。確かに戸籍や名字、選挙権など国民の権利が制限されていることは間違いありません。中には天皇家に人権はないと言い切る先生までいます。でも人権は憲法に書いてあるとかないという問題ではないと思います。人権は人類普遍の権利であり世界共通のはずです。例え憲法に人権をうたっていない国があったとしても人権は守られるべきだと世界は主張するはずです。

百歩譲って皇室に人権がないとしても小室さんは皇室の人間ではないし、将来もなりません。明らかに小室さんに人権はあるのです。

週刊誌の皇室ジャーナリストは二人の結婚記者会見が国民に対する一方的な批判、いいっぱなしの記者会見だと不満そうです。いわれのない誹謗中傷というなら、せめてどれを指すのかはっきりして欲しいと自分は正しい報道をしていると言わんはかりです。でも会見ではっきりと年金の不正受給はない、大学への不正入学はないと言っているのです。それだけで十分です。父親の自殺や祖父の死と母親の関係はどうなんだ、母親の労災の不正受給はあるのかとでも聞きたいのでしょうか?結婚記者会見で小室さんがそんな本人に全く無関係なことで突っ込まれる姿を見たら眞子さんはどう思うのか考えているのでしょうか?

会見でこれまで支援してくれた人だけに限定して感謝しているが、我々(メディア?)だって眞子さんが心配で言っているので、そういった善意の忠告をしている国民全部に感謝して欲しかったとも言っています。確かに国民の大多数は善意で結婚に反対していると思っているかも知れませんが、娘との決別という最悪の事態を避けるために苦渋の決断をされた秋篠宮殿下のお気持ちをどう考えているのでしょうか?全ての儀式を取りやめ、1億円を超える支度金も辞退して、そこまでしても娘の為にこの結婚を認めようとしたお気持ちをもう少し考えてあげてももいいのではないでしょうか?

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