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自己流で始めた水彩画

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ユーチューブを見て始めた水彩画。奥が深い世界ですが、それが楽しみでもあります。 時間があったら見て行ってください。
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#小説

ショート・ショート 茂くん

旧友の越し方聞くや秋深しひろしは高校3年になると本格的に受験勉強を始めました。でも他に何…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 山登り(2)

昨日の続きです。 まだ薄暗い中、ひろしは重いキスリングを背負ってなんとか駅までたどり着き…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 山登り

春暁や揺れるリュックに憂う母 ひろしは生物班に入ったものの、もともと生物には興味がないの…

角@京都
2年前
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アイススケートとアイスクリーム

夕焼けのとうに闇なり吾子帰る なかなかショート・ショートのネタが出て来ません。というわけ…

角@京都
2年前
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ショート・ショート オレンジの香り

薔薇一輪マツコはやはりデラックス ひろしは見たかったフランス映画が新宿歌舞伎町の映画館で…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 夏の思い出

秋の山色を違えし分水嶺 ひろしは高校に入ってしばらくしたある日、自分の教室に戻る途中、廊…

角@京都
2年前
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ショート・ショート 赤月君

語らいし友との別れ赤き月ひろしが大学生活を始めてしばらく経った頃のことです。高校の同級生だった赤月君から会って話をしたいと連絡が来ました。高校時代、特に親しかったわけでもなく、ただ仲の良かった友達の友達でした。当時としては珍しかった高校浪人を経て入学した彼は一つ歳が上で、無口で皆に溶け込むことを拒否している感じでした。でもすらっとして知性的な顔付きの青年にひろしは何となく興味を持っていました。ただクラスが違ったこともあり敢えて彼と話すこともなかったのですが、赤月君の方から連絡

ショート・ショート 土下座

秋の蝶迷い飛び入る夜の街 芳子はひろしの家の近くにある金物屋の娘でした。ひろしとは小中学…

角@京都
2年前
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