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体調の変遷

 お久し振りである。桐壺である。

 最後の投稿から割と時間が経ったが、そろそろ更新しようかなという気になった。他の人がnoteを活発に更新していて、「アテクシもnoteを書くか」と触発されたのが主な理由である。しかし、困った。書く事が無い。「じゃあ無理して書くなよ」というツッコミ・槍・石・ゴミ・コカコーラの空瓶・レンガ等が全方位から飛んでくるであろう。
 そういう訳で、書くネタについてミルクキャラメルを貪りながら少考していたのだが、丁度その時、ほんのりと腹痛の波が私を襲った。故に「腹痛……体調不良……うむ……題材が……決まったな」と思い、これについて書く事にしたのである。私の体調不良についての興味など誰が持つのかという疑問は当然皆さん持つであろうが、何卒ご容赦願いたい。話のチョイスについての期待は、少なくとも私にするべきではない。


小学校

 小学校時代の私は、運動神経こそボロカスであったが、普通の健康優良なクソガキであった。落ち着きの無いクソガキだったので、授業中に歩き回っては席に戻されていた。あと性格もクソであったから、普通に色んな人と仲が悪かった。よくボコボコにされなかったよなと、我ながら驚いている。
 この時代は特に際立った体調不良は無かったが、小4の時に遊具から落下して顔が血まみれになったり、小6の時に給食の秋刀魚の骨が首に奥深く刺さって病院送りになったりと、変な怪我を多くしていた。単純に不注意が酷かったと言えよう。但し慢性的な体調不良というのは殆ど無く、身体へのアクシデントと言えばインフルエンザや前述した軽い外敵損傷くらいであった。いくら貧弱クソもやしハゲ数弱ジジイの私とは言え、小学生の頃は元気いっぱいだったのだなと、若干羨ましい気持ちになる。

中学校

 さて、中学校に入ってから、体調不良が姿を表す事になる。学区の関係で、小学校での知り合いが殆ど居ないまま中学校に進む事になり、ただでさえ慣れない環境が更にハードモードになった。すると当然ながらストレスがクソデカになる。又、小学校から引き続き吹奏楽部に入部したのだが、顧問が小学校の時のそれと較べてむちゃくちゃに厳しく、その分のストレスも大きかった。この様な状態が影響したのか、私の元に新たな体調不良が襲い掛かってきた。鼻血偏頭痛口内炎である (部屋とYシャツと私)

鼻血・偏頭痛・口内炎「あっこいつストレス溜まってるンゴねぇ~~~」ズカズカズカズカズカズカ
中学生桐壺「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(苦悶)」

といった感じで、鼻血・偏頭痛・口内炎との共存(?)が始まってしまったのである。こうして見ると、集中的に鼻・頭・口がやられており、首から上が大惨事である。何かそういう祟りでもあるのか。
 
百歩譲って、偏頭痛や口内炎は我慢すれば良いのであまり苦しくない(いや苦しいけどね、だいぶ)。しかし鼻血は「血の体外排出」を伴う。それ故、前者2つとは厄介さや趣が異なる。中学在学中はあまりにも鼻血を出す回数が多く、中1の担任に「Hanadist(ハナヂズト)」という称号(蔑称???)を賜った事があった。尚、筆者はこの称号を気に入っている。他の人の鼻血の止血は任せて欲しい。
 余談であるが、鼻血が出易くなった原因として、ストレスの他に桐壺の血管が全体的にバカ細い点も挙げられる。どれくらい血管が細いかと言うと、採血の時に腕の良い看護師が、温めて血管が拡張された状態の手の甲に6-7回注射針をぶっ刺しても、全く血管にヒットしないレベルで細いのである。刺された方は地獄でしか無いし、看護師も焦るしで、誰も得をしない。ゴミカスのキンタマ祭りフェスティバルである。

高校

 中学校で真面目に勉強をやって来なかったせいで、ろくでもない自称進学校に入学した桐壺は、偏頭痛と鼻血を克服した代わりに、ある体調不良を抱える事になる(口内炎は残留を果たしやがった)。

 それは…………


腹痛


 そう。腹痛である。これによって私の人生はボコボコに狂わされたといっても過言では無い。お前達は腹痛の厄介さを舐めている。

 順を追って解説していこう。腹痛を発症したのは高校2年生の時である。その頃は某感染症が猛威を振るっていた時期であり、授業のスタートが2ヶ月ほど遅れて6月になった。そうなると教員は短い期間で授業を進めなければいけないので、自ずとカリカリし出すのである。周囲がそういった人間ばかりになっていったが故に、桐壺のストレスの量は尋常なものでは無かった。そういった理由で、首から上に集中していた体調不良が下向し、よりにもよって胃腸に宿ったのである。体調不良軍が桐壺の身体という土地で徐々に戦線を拡大していったのである。厄介極まりない。
 腹痛というのは、受験生にとって最悪の体調不良である。偏頭痛は我慢すればどうにかなるが(個人差はあるだろうが、私は大丈夫であった)、腹痛は命の危険を伴う痛みであるから、我慢でどうにかなるものでは無い。又、腹痛はしばしば下痢を伴う(最悪の英訳問題みたいな文章)ので、トイレへの逃げ込みがほぼほぼ不可避なのである。ここまで読んでくれた読者の中には、「そんなに辛いならストッパ飲みやがれよ」と言う人も居るかも知れない。確かにストッパは強力な薬であり、腹痛持ちとっては必携アイテムであると言えよう。し・か・し、効くスピードが最速20分と、使うタイミングや状況が上手く噛み合わないと気休めにもならないのである。ストッパで全てを誤魔化せる訳では無いのである。そうなると試験中にトイレに行くしか無いのだが、試験中にトイレに行くとキレる教員や、トイレがタイムロスになって詰むタイプの試験といった存在があると、非常にまずい事になる。高校の教員は腹痛に理解の無い人がわんさか居たので、地獄みたいな状況であった。二度とこの時代に戻りたいと思わない。

 こうして腹痛(・ボロボロの英語と化学の成績)を抱えながら、桐壺は何とか埼玉大学に進学したのである。本命の筑波大学には落選したが、何だかんだで次善の選択肢を引く事が出来たので上出来かなと思っている。腹痛に苦しみながらよう頑張った、自分。

大学

 何とか埼玉大学に進学し、ストレスも高校と較べて低減したのもあり、腹痛と口内炎の頻度は相当下がっている。講義中に自由にトイレに行けるので、急な腹痛が襲来してもあまり困らない。期末試験の時に腹痛が襲い掛かってきたら困るが、そういった場合でもトイレでの退出を許可してくれる教員が殆どである(そういった意味で、某生物の先生や某解析の先生には感謝している)。
 腹痛という体調不良は、履修登録の際にも影響を及ぼしている。例えば、期末試験が決まった場所・時間で行われるのに対し、期末レポートは締切期限内であればどこで書いても問題無いという違いがある。それ故、腹痛のリスクを考えると、期末レポートで成績を付ける科目の方が、期末試験のある科目よりも優先度が高くなるのである。又、1限履修は基本的に控える様にしている。これは朝早くに起きられないという理由もあるが、眠気に伴うストレスで生ずる腹痛や、朝食を食べた後に急な活動をする事によるダメージを回避出来ないという理由が一番大きい。「前日に早く寝りゃ良いじゃん」と思う人も多いかも知れないが、そんな事が出来ていたら苦労していない。そして、教員の性格も大事である。必修だとどうしようも無いが、選択必修や基盤科目の教員の性格がこちらと合わなそうだと判断した場合、履修をキャンセルする事がある(例:AES、集合と位相)。集合と位相をキャンセルした時は、流石に数学科の同期達から「何だコイツ!?!?」と思われた。しょうがない、腹痛の低減は全てに優先するのである。これは大学生活4年間で揺らぐ事の無い指針である。

まとめ(?)

 皆さんも、十人十色の体調不良を抱えているかと思う。各々で苦しい思いをしている事であろう。そんな皆さんに、僭越ながら私からメッセージを送る事にする。

「頑張れ!! 生きろ!!」

 この言葉を以て、この文章を終える事にする。


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