ニンジャスレイヤーRPG・非公式局地戦用ルール「シュギ・ジキ」
”バカな……行き止まりとは……!”
――ニンジャスレイヤー
”バカな……行き止まりとは……!”
――スパルトイ
”……バカな。行き止まりとは”
――ザルニーツァ
”ニンジャスレイヤーが足を踏み入れたのは、タタミ敷きの四角い小部屋であった。それはシュギ・ジキと呼ばれるパターンで、十二枚のタタミから構成されている。四方は壁であり、それぞれにはライオン、バタフライ、ゲイシャ、イカの見事な墨絵が描かれていた。”
――「デス・オブ・バタフライ」より
ドーモ、ニンジャとニンジャマスターの皆さん。KIRIRENです。ニンジャスレイヤーRPGを日々楽しんでいることと思います。
ところで……特にニンジャマスターの皆さんは、日々のニンジャリングの中でこのような想いを抱いたことはありませんか?
「力押しの強さではない、フーリンカザンでPCを苦戦させたい!」
「見学してくれている人たちにも新鮮な驚きを提供したい!」
「みんなまとめてなんかのリアリティショックにぶち込みたい!」
そのようなニーズに全てお応えするのがこちらのルール、シュギ・ジキ!もうこの単語だけで一部ヘッズの皆さんはSRSF(シュギ・ジキリアリティショックフィードバック)を発症しておられるかもしれませんね。
でも運用はとっても簡単、今から一緒に順を追って見てみましょう。
◆
◆ ◆
◆ ◆ ◆
1.シュギ・ジキマップを用意する
まずGoogleスプレッドシートか何かのマスの縦横ピクセルを揃え、上図のようなパターンで枠線を引いた後マス全体を緑色に塗りましょう。
次に墨絵のモチーフを決めます。今回はスシにしましょう。こんな感じ。
準備はこれだけ!
2.PCを招き入れ、もてなす
PCニンジャA、B、C、Dがエントリーしてくれました。丁重におもてなしをしましょう。出現地点はランダムに決めてもよいですし、任意の壁のそばでも構いません。
壁に潜んでいつでも攻撃を仕掛けられるため、主導権は敵が握っています。ニューロン値に関係なく敵が最初に行動すると緊迫アトモスフィアが出ますし、処理も簡便です。
「イヤーッ!」「グワーッ!?」
敵は見事にDのニンジャにカラテ痛打を与えました。ナムサン!
しかもこの敵は一瞬前までシークレットドアに隠れていた上に、すぐさま隠れることができます。PCたちが反撃を加えることは困難を極めます。
ニューロン判定(難易度:ULTRA-HARD)に成功したPCだけが反撃を試みられるのです。
反撃できるPCが限られ、敵が最初に行動する以外には戦闘のルールは違いません。PCニンジャ各位の力量に応じ、ニンジャマスターの皆さんそれぞれの工夫によってさらに手に汗握る緊張感を醸し出すこともできるでしょう。
”……惑うなかれ。敵の姿見えぬならば、邪悪なるニンジャソウルの存在を感じ取るのだ”
――ドラゴン・ゲンドーソー
◆ ◆ ◆
◆ ◆
◆
いかがでしたか?このルールで皆さんの戦いに新たなスパイスを加えることができたら、とても嬉しいです。このルールを採用してくださったセッションがありましたら、ぜひリプレイにして教えてくださいね。
それでは、よいニンジャライフを!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?