劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライトの感想など

 先日、『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を観に行った。観に行ったと言っても既に2回観に行っている。しかも近隣の映画館で上映されていなかったので県を跨いでだ。それほど衝撃を受けてしまった。

 少女☆歌劇レヴュースタァライトはブシロードとネルケプランニングによるメディアミックス作品。この劇場版がSNSなどを中心に話題になっていたことに加え、知り合いからもオススメされたのでまずTVアニメ版から試聴開始したが1話目から引き込まれ、一気に完走してしまった。

 監督の古川知宏氏は、『輪るピングドラム』で脚本、『ユリ熊嵐』では副監督、幾原邦彦監督の弟子と知って納得。ブシロード作品だからたぶんラブライブみたいな学園成長物語だろうなと高を括って観なかった当時の自分を恥じた。これはブシロードの皮をかぶった何かだ。上記作品が好きな人は必ず気に入るだろう。

 そして劇場版。度肝を抜かれる演出と視覚に訴えかける作画、楽曲に圧倒されて2時間があっという間だった。TV版を濃縮加工したかのような濃密さだったが、監督に言わせると「やりたいことの8割を削った」とのことなので恐ろしい。(監督のインタビューはこちら

 清水寺の舞台にデコトラが登場、電車が急に変形→電車の上で殺しあうシーンや東京タワーに電車が突っ込むなど、まさに白昼夢のようなシーンの連続。見ていない人からすると意味不明である。その意味不明な(見た人からすると意味不明ではないが)シーンは、SNSで #劇場版スタァライトネタバレ というタグと共に紹介され、劇場版の盛り上がりに一役買っていたように思う。

 そしてさまざまなシーンに花を添えていたのが練りに練られた楽曲である。”歌劇”なだけあって楽曲は作品の肝になるわけだが、もうそれが素晴らしかった。その後、サウンドトラックも予約。映画のサウンドトラックを購入したのは人生で初めてかもしれない。とにかく映画館に足を運び、デカい音で堪能してほしいと思う。今月末には近隣の映画館で上映が開始するので自分も3回目を観に行くつもりだ。

 そんな自分は現在『少女革命ウテナ』を見返している。

 

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