魅せられて

【 凍てつく】

前回は2018年の12月の半ばから翌1月半ば迄と、1月4週目から3月初め迄の2回、ストックホルムに行った。計70日間くらいだったような気がする。
冬に行くのは3度目だったが、陽の出や陽の入りの時間をハッキリと意識したことがなかった。冬にわざわざ行くには、それなりの理由が無ければとても行かないと思う。2度目までは、孫(Z)が生まれてすぐと、まだ小さく手がかかる頃。そして前回は娘が体を壊したので、急遽行くことにした。トンボ帰りに行ったのは、良くなったと思ったのに、再び悪くなってしまい2度目は、じっくりと治るまでと思い、長めに滞在した。私にはそんな事が可能な環境がある。Nが居てくれるから。ありがたい。
Zが大きくなって、学校に行く時間を気にして見ると、ちょうど家を出る時、靴を履き始めると陽が昇り始めることに気づいたという、まー呑気な話ですけれど、2月の何日だったか、はっきり調べて書いた方が良いような気もしながら…明るくなり始めるのが8:40夜が明けたなーと思う時間。暗くなり始めるのが15:20だった事を思い出す。
殆どの日が一日中薄暗く、青い空を見ることは数える程だった。
ある休みの日、10歳になったばかりのZが「バーバ見て見て😃🤩」と窓の外の青空を指差して喜んだのを思い出す。
だから、この国の人々がミッドサマーを盛大に祝う気持ちが理解できる気がする。私の孫はスウェーデン人なのだ。
寒いけれど、膝も痛むけれど、この景色には、魅せられる。

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