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「漫才ブーム」

11月22日、なんばグランド花月「漫才ブーム」に行ってきました。今日は初めて劇場で漫才を見て、とても浮かれている日記です。
見出しをつけときますので、レポ見に来た人はご活用ください。ネタバレなしだし大したこと書いてないですが!

到着~開演前

ということでなんばグランド花月!! 爆裂に方向音痴なのでたどり着けるか不安でしたが、地下鉄なんば駅の至るところに案内表示があって大変助かりました。さすが大阪が誇る笑いの聖地。
あと、ちゃんと仕事が終わるかどうかも不安でしたが、そこは終わりませんでした。知らん知らん。全部いったん机にたたきつけて、割とギリギリに会社を出ました。

なんばグランド花月、すごく良かったな~~。
周辺は限界までゴチャゴチャしてるTHE・オーサカって感じの場所なんですが、劇場内は静かで綺麗。お笑いの劇場なので芸人のパネルとかコメディタッチな装飾がワッとあるのかなと思ってましたが、割と落ち着いた雰囲気でした。歴史ある上品な劇場という感じ。長く愛されて、大事に大事にされているのが伝わってきて、とても良かったです。
グッズショップは奥にあるみたいで、たぶんそっちは賑やかなのだと思います。時間あったらショップも行ってみたかったなあ。

劇場に続く通路は赤絨毯で(めっちゃいい)、ABCお笑い班からミルクボーイ宛のお花がありました。
チケットもぎってもらった後に、見出し画像の出番表をもらいました。A4サイズのスーパーシンプルな紙。これもすごくいい。不意にもらったので、カバンの中でぐしゃっとなってしまった。

劇場は2階席まであり、広々。
舞台上にセンターマイクがあらかじめセットしてありました。最初から最後まで漫才しかやらんぞ、という気概を感じる。
印象的だったのが、そのマイクが舞台のかなり前の方……いわゆる客席側にセットしてあったことです。こんな前の方で漫才するんですね。行ってみて分かることがたくさん。
ちなみにネタが終わるごとに暗転し、その間にスタッフさんが出てきてマイクを別のものと入れ替えていました。M-1予選だとマイクそのままで消毒してたけど、今日はそれごと入れ替えなのね。なるほどなるほど。

場内は飲食禁止ですがペットボトルの飲み物だけは飲んでOKでした。そういえば座席にドリンクホルダーがある。お芝居の劇場と映画館の中間くらいの存在なのかな~と思いました。

開演前の場内BGMは祭り囃子みたいな音楽でした。トンツクテンツク、ピーヒャラシャンシャン。
お客さんたちが開演前の舞台をバンバン写真に撮ってましたが、そういうのアリなんですね……! 新世界。

ミルクボーイ

出囃子めっっっちゃ聞いたことある何だこれ……!? と思って、後で調べたら「ドンキーコング」なんですね。おなじみのあの曲。アレンジめっちゃくちゃかっこよくてびっくりした。スマブラ版とかかな?

どこ見てんねんと思われそうですが、内海さんのオレンジ色のネクタイが写真や動画で見るより鮮やかに感じて、実物の色彩すげえ~!となりました。
自分でも謎ですが、あのネクタイの鮮やかさで「私いま、生で漫才を見ているわ!!」という気持ちになりました。良い体験をした。
あと、内海さんは靴下もオレンジなんですね。知らなかった。ネタ中にぴょんとジャンプなさったときに気付きました。

ミルクボーイは、彼らだけネタ前のちょっとした雑談、「マクラ」がなく、出てきてすぐネタを始めるのが印象的でした。
「今! ○○をいただきました~!」生で聞けて嬉しかった~!
1本目は「おかんの好きな部屋」、2本目は「おかんの好きな県」で、これらはいわゆるM-1優勝ネタの「コーンフレーク」と同じシステムで作られていてこれもすごく面白くて笑ったんですが、3本目の「おかんの好きな家電」が、コーフンレーク構文から更に発展させたもので、もう、めっっちゃくちゃ面白くて大変でした。近くに座ってた男性が、笑いすぎて椅子からずり落ちそうになってました。大阪。
もういい、もうわかった、でももっと聞かせてほしい、という感じのクセになるネタでした。いや~~本当に面白かった……元からあるネタの良さと安定感は残しつつ、そこから更に進化してるの素晴らしすぎる。ふたりの声質と抑揚が絶妙なんよな……。

ツートライブ

拍手で迎えられて周平魂が一言。
「準々決勝ではなかった拍手が!」
ちょっと悲しい笑いが起きてました。そんなことないと思うよ!!??
1本目は「精進料理」で2本目は…タイトルなんて言えばいいか分からんな…「アイスピック」?
2本目めっちゃ面白かったな~!1本目のテンポ感も好き!2本目のオチ、普通に見事で拍手しちゃった。やっぱり漫才って想像力がかきたてられるエンターテイメントで大好きだわ……。
この日初めて、周平魂の本名が池田であることと、たかのりが広島出身であることを知りました。ライブは色んなことを教えてくれる。

金属バット

出囃子はベートーヴェンの第九、いわゆる「歓喜の歌」。
金属バットと第九の組み合わせが普通に面白くてワハハと笑ったんですが、11月22日が「大工の日」だったらしく、そこから「第九」を思いついたそうです。その発想力何?
小林が「正式にこれ出囃子にせえへん?」と言っていましたが、友保に「せえへんよ。こんな盛大な」と却下されてました。残念。ミスマッチが逆にいい塩梅で良かったけどな〜。
友保がネタ前に、ツートライブ・金属バット・デルマパンゲが揃ってM-1準々決勝で敗退したことに触れ「いや~全滅したね~」と言って、ここでもちょっと悲しい笑いが起きました。

1本目は「ネッシー」で2本目は「占い」。
私は金属バットファンなので、彼らの準々決勝敗退で結構テンション下がってたんですが、2本目がめっちゃくちゃ面白くてお腹の底から笑って気分が晴れやかになったので、今日来て良かった……と心から思いました。生の漫才のパワーってすごいな~。中盤のたたみかけが最高に面白かった……!!

デルマパンゲ

出囃子「インディージョーンズ」で広木だけが出てきて、その後に、悲しげな音楽と雰囲気たっぷりなライティングで迫田が出てくる、という出囃子芸をしていてめちゃくちゃ面白かった!しかも1本目と2本目でパターンが違った。劇場ならではでいいなあ。これも良い体験でひた。
1本目「よろしく」で2本目「ピタゴラスイッチ最終回」。1本目すっごい面白かったけどすっごい長かった!15~20分くらいやってなかった?いやでも面白かった。広木がしゃべってるときに、迫田が割り込もうとして一瞬引っ込むけど、結局割り込むあの感じ好き。
あと、今回初めて気付いたけど、迫田がちょいちょいつま先をキュッと上げるポーズもなんか好きです。
2本目は迫田だけでなく、広木もまあまあな暴言吐いてたのが面白かったな~。
「一個も理解せん、好かん!」
うちは両親が九州なので、とても親近感が湧くのよね。

終演後

19:00開演で、終演は20:20。満足感すごかったです!!
本当~~~に全ネタ面白かった!!漫才だけの公演、すごく贅沢でいいですね。大堪能しました。
ただ、これも体験して初めて知ったんですが、マスクしてずっと笑うと酸欠になるわ……!!劇場出るとき、ちょっとボーッとしておりました。
密閉空間に不安がある体質なんですが、今日は割と大丈夫だったのでちょっと自信がつきました。絶対また劇場行きます!!!!せっかく大阪に住んでいるので、行かない手はない。

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