わたしをあたしという人
これもまた個人的な偏見だが、あたしという言い方をする人は、なんとなくとっつきにくい。
友達になれる気がしない。
だから桃井かおりさんとは友達になれる気がしない。
相変わらず失礼極まりないな。
相手は大御所だ。
大女優だぞ。
周りに自分のことをあたしという言い方をする人はいない。
いや、よくよく聞くと、あたしと言っている時もあるかもしれない。
それは別にいい。
気にならないほど、あたしのあが強調されていないから。
気になるのは、はっきりとあたしと言っているパターン。
意図的に、あたしと言っているパターンだ。
恋愛系の楽曲で、わたしをあたしと歌っているアーティストが苦手。
かなりの偏見だが、自分に酔っているだけだろ、
恋をしている自分がかわいいと思っているだろ、と思ってしまう。
そんなひねくれた見方しかできないのは、そういう対象にどこか憧れみたいなものを持っているのかもしれない。
あたしと言う私、かわいいでしょ?
なんて心のどこかで思ってみたいのかもしれない。
これといった根拠もなく、ただのわたくしの偏見にすぎないのだが、あたしという人は自分大好き人間。
でもやっぱり、あたしが、なんて言われると、なんだかけむたい。
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