飲酒冤罪事件

今日は、私の人生でも一押しエピソードの「飲酒冤罪事件」を語りたいと思います。

そう、あれは私が高校生の頃のことでした。
私の周りの人間は、若干のやんちゃボーイが多く、若気の至りではっちゃけてしまうこともままありました。
例えば、アイスバケツチャレンジと称して、教室をびしゃびしゃにしたり、2階が女子バレー部の部室になっている下の部屋から穴をあけてのぞき見したり等、先生に呼び出されていたことは数え切れません。
そして、一緒にいると、同罪だということで、私も先生からおしかりを受けることも多く、冤罪に何度も嘆いたものです。

そして、私の人生史上最大の冤罪事件が発生します。
ある日、教室のベランダで、友人が大人の階段を昇ると言って、近所のタバコ屋で購入してきたお酒を飲む会が始まりました。
結局、酒があるだけでテンションが上がって誰も飲まなかったのですが
、私は、「あんまはしゃぐなよ。見つかったら終わりだからな。」と諭していたのですが、そんなことは意に介さず大はしゃぎ。当然先生に見つかってしまいました。
私は、まーた怒られるわ…と思っていたのですが、次の瞬間

「おい!お前も何飲んでんだ!!」と先生に指さされました。
私は「いや、ファンタですけど…」というと「酒だろ!見せろ!」と言われたので。見せると

「酒じゃないか!」

…え?いやいや、待ってくれ、それはまごうことなきファンタだ、酒との類似点は缶ということだけ、アルコール0%、何なら、1日飲んでるから炭酸もほぼ0%の正真正銘ファンタ…だよな?

「んな馬鹿な!ファンタですよ!ファ・ン・タ!そんなに疑うなら飲んでみてくださいよ!!」

(先生がファンタを飲む)

「ジュースだな…いや!でもお前が飲んでいたのを見た!だから来い!」

待ってほしい!!いや、確かに飲んでました!ファンタを!
疑う気持ちはわかるし、この場で酒は一本も空いてないとはいえ、持ち込んだ時点で悪、こいつらが怒られるのはわかる。
けど、どうして、ファンタを飲んでいた俺だけがこんなにさらし者にされてるんだ!見ろ!クラスの女子が「Kirin酒飲んだん…?」みたいな顔してるやんけ!酒持ってきてすらいないのに!

そこから問答無用で生徒指導室に連れていかれ、その場にいた先生たちと、友人たちからの証言で私は無事釈放。
クラスメイトには事情を説明したら、大爆笑で理解してもらえた。

今思うと、その場にいたのだから確かに同罪だし、そりゃ怒られてもしゃーないと思うが、今後は飲酒運転などマジもんの犯罪で冤罪かけられてしまう可能性もあるので気を付ける教訓として、いい経験だと思っております…

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