夢十夜継続編 24年2月
こんな夢を見た。
上野の公園でなんだかやたら面白そうなワークショップをやっている。木材金属動力使い放題で何を作ってもいいというイベント。
プロでもなさそうな人たちがキャッキャしながら色々なものを作ってた。中でも5メートルくらいあるクルクル回る円盤は目を引いていた。こんな素敵なものを好きに作れるだなんてさすが上野、藝大が近くにあるだけあるなと関心してそれらを眺めていた。
ふと目についたのが黄金の仮面。厚さ数ミリの黄金に切り込みを入れて顔の形に造形してある。すげーこんなものまでつかっていいんだ!!とテンションがぶち上がる。
と、ワークショップの運営らしきひとから声をかけられた。
「この仮面は実は仮面を作りたくて仮面にしたわけではないんです。こちらにどうぞ」
と、狭い坑道に案内された。穴の壁には金があちこちにこびりついていた。これをこっそり持ち帰ったら大金持ちじゃん!と邪なことを考える。
運営のひとは話を続ける。
「ここの鉱山の金は非常に厚く均質なので剥がして板状に採掘できるのです。そして持ち帰る際の利便性を考えて手で画面上にしてかぶっていたのです」
狭すぎて坑道の先に進んだ運営のひとは足しか見えない。足元にポトリと落ちたビー玉。急に息苦しくなる。
ここで目が覚めた、鼻詰まりの2月。
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