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編集長になりました

突然ですが、4月から株式会社overflowが運営するWebメディア事業部「forReader」の編集長に就任いたしました。

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Twitterや過去のnoteでご存じの方もいるかもしれませんが、元々私は一介のゲームシナリオライターに過ぎず、現在の事業部で働いている100名余りのライターならび編集者のトップに立っていることに、自分でも驚きを隠せません。

Web編集者としては若輩の身ではありますが、基本的にはライターであるというスタンスは揺るがないので、今後も記事を書いたり、Webライターを目指す人の役に立ちそうな情報を発信できればいいなぁと考えています。

これまでの活動の一区切りと今後の所信表明として、今の自分の立場ややるべきことを言語化してみたいと思います。

❶Webライティングの道に入ったきっかけと要因

元々私はゲームシナリオライターという職業についていました。

私が第一線で執筆していた頃はソシャゲの黎明期とも言える時期で、FGOやグラブルファンタジーなどのビックタイトルに並ぼうと、さまざまなソシャゲが色々な会社から提供され、仕事に困ることはない時期でした。

と同時に、Webライティングのお仕事もかなりあった時期だったと記憶しています。

Googleのアルゴリズムは今よりもっと簡単で、記事の中にある単語の数や文字数、質を問わない被リンクなどで検索順位が決まっていました。ブロガーやライターからすれば、かなり参入にしやすかった時期だと思います。

そこから私はWeb記事のお仕事にも手を出すようになり、いくつかの案件をこなした後、forReaderという事業にライターとして参加しました。そして1年半ほどの活動を経て、編集者になりました。

編集者になった経緯については、別の記事で詳しく紹介しています。

❷編集者として当時感じたスキルの限界

編集者として活動していた私ですが、編集者になるとライターとは異なる能力が必要になります。

それは「数字を見る」ということです。

例えば、あるメディアで自社制作した記事はどのぐらい伸びているのか。伸びていないとしたらその要因は何なのか?記事以外のところに要因があるのではないか。

ライターさんはどのぐらいの人数がいればいい?そのためにあと何人採用すればいい? などなど。

高校物理も早期リタイアした私からすると、この数字と向き合うというのが結果的に見ると、とても向いていました。

「この記事からはグッとくるものを感じない」

など、抽象的な言葉で言われるよりも

「この記事は他の記事と比べて○○%売上が出ていない」

と指摘があった方が、自分的にはしっくりきたのです。

また、私は数値の手打ち入力や、機械がやれば一瞬で終わる反復作業を人の手で何時間もかけて行うのが大嫌いだったので、SQLやGAS、Pythonなどのプログラミングにも手を出すようになりました。

その結果、クライアントに共有するデータや資料の一部を作成するぐらいには、割と数字に強くなりました。

そんなおり、それまで編集長だった新留氏が編集長からoverflowの別の役職に就くということで、編集長が空席になるという状況になったのが今年の2月頃。その空席に指名されたのが、私でした。

そういう場を設けられたのではなく、なにかの雑談の折などに「やってみる?」と聞かれたのは覚えています。

私は「やってみたい」と即答したのを覚えています。理由は「面白そうだから」。重要な決断や大変な仕事は、考えてから決断しようとすると大変さやプレッシャーばかりがわいてしまうので、重要な決断は「面白そうかそうでないか」で判断し、大変さについては引き受けてからじっくり考えよう、というのが私の一種の人生哲学です。結果的にできなかったとしても、それは貴重な経験になるでしょうし、相手もできないものをわざわざやらせはしないだろう、という一定の信頼はあったので即決できたという面もあります。

❸私が編集長としてやるべき仕事は?

とはいえ編集長になったからといって、ライター畑の私がいきなりメディアの分析をしてコンテンツの提案や設計をするというのは土台無理がありますので、私にできることは、コンテンツの分析と記事のクオリティを担保することでしょう。

新留さんと話していても、私の場合は「それでいい」と言われました。クライアントの立場、読者に立場により近づいて、記事の質を追求することが結果的にクライアントや読者の満足、ひいては事業に貢献できると思っています。

それと、今までやっていた仕組み作りです。

無駄な作業時間を減らせれば、その分記事制作にライターが専念できるので、記事のクオリティを上げることもできます。組織の人間が効率よく、そして何よりも気持ちよく働ける仕組みを作ること。そしてライターとしてどんな記事を求めているのか、解像度を上げてライターに伝わる仕組みを作ることが、当面の仕事だと思っています。

❹良い記事、良い情報を発信する

編集長という立場になっても、基本的なスタンスはほぼ変わらないのかなと思っています。良い記事を作って発信する、そのために何をすべきかを考えて行動することは変わりません。

不安がないと言えば嘘になりますが、新留さんを始めとして支えてくれる仲間も多くいますので、ときには迷惑を掛け合い、ときには助け合いながらともに成長し、より良いコンテンツを制作していければと思っています。

以上となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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