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小説書いてる

わざわざ表明するけど、今、小説書いてる。
夫が新しいノートパソコンを買ってくれたからだ。
書き終われないかもしれないし、辿り着かないかもしれない。どこかに出すつもりもないし、誰かに読んでもらう予定もないし、いつもみたいに、急にフッと集中力もやる気も途絶えて、どっか途中でフェードアウト的にやめてしまって、無かったことにするのかもしれない。

改めて思うけど、やっぱ継続が苦手な時点で私の性格がさっぱり物書きに向いていない。

本当にいつ飽きるかと自分で自分に落ち着かなくて、だから熱が冷める前に書けるだけ書いておきたい、せめてここまでは書いておきたいと、気付くとそのことばかり考えてる。スマホに、小さなノートに、パソコンの中に、メモがどんどん増えていく。かと言ってスラスラ筆が進むなんてこともないけど、とにかく今、書きたいことが思いつくうちに、読み返すいつかのために私の言葉を一つでも多くなるべく余さずに書き記しておきたい。
たださあ、とにかく、そもそもやっぱり言葉が全然出てこない。語彙力が足りない。まったく持って足りない。
拙いイメージとしてしか湧いてこない名前のない感情や情景や事象について、きっと先人がそれを言い表す相応しい言葉をなにか生み出しているはずだと1日に何度も言葉をググっている。
紙の辞書を引く方が絶対に情緒があるのに、残念ながら我が家に辞書はない。

中学生の頃のことを思い出している。
夫と出会う前の(厳密に言えば出会ってたけど)ある季節のことを書いている。
でも書きながら、印象深いはずのエピソードも具体的に文章にしようと思うと全然思い出せなくて、もちろん何かを示したり証明したりするような何かはもう今何一つ残っていなくて。
だから脚色したり、脱色したり、美化したり盛ったり変えたり作ったり、結果もはやフィクションっていう、なんかそんな感じになると思う。(書き上げたとしたら。)
一抹、夫の嫉妬心が燃え上がらないか心配してる。一抹ね。大丈夫と思うけど。そんなやらしい内容でもないぞ。(付き合い始めた頃私がめっちゃ気軽に過去の恋愛話をしたところ軽く喧嘩になりかけたので、以来現在に至るまでなんとなくこの手の話題はタブー化してるけど、当時まだお互い10代だった頃の雰囲気を、30過ぎた現時点まで引きずってるのも改めて考えるとなかなか可笑しい。)

書くのは楽しい。
うまくは書けないけど。
中学生の夏休みの宿題みたいな文章だけど。
書くのが楽しい。
やっぱり楽しい…。

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