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ファジーな姿勢が病気を遠ざける

 以前、腰痛は心因性である(心の奥底に抑圧し溜め込んでいる『怒りと不安』から起きている)ケースが多いということを書きました。
 ミステリー作家の夏樹静子さんがレポートしている本「心療内科を訪ねて」(新潮社)を読むと、腰痛だけでなく、頭痛や肩こり、胃痛、それに高血圧、不眠、倦怠感などは心因が強く関係していることがわかります。
 心身症になりやすい性格傾向や行動パターンは何か?この本から引用させていただくと---(引用、ここから)
 一言で言えば、「頑張り屋の優等生」。自分は、どんなに無理しても与えられた条件に適応し周囲の期待に応えようとする。言いたいことを言わずに、のみこんで我慢する。
 完全主義もよくない。逆に、まぁいいか、といったファジーな姿勢が病気を遠ざける。
 物事へのとらわれが発症を誘い、症状へのこだわりがいよいよ状態を深刻にする。
 しかも、本人は自分のそうした性格や行動にほとんど気付いていない場合が多い。---(引用、ここまで)

 読まれていかがでしょう?「いい人」と思われようとして、我慢を重ね頑張った行く末が心身症だとすれば、こういう生き方や性格は割に合わないですね。
 「自分勝手は人、いい加減な人、変わっている人」と言われてもいいから、心のおもむくままに好きなことをして、ありのままの自分を表現して生きることをお勧めします。

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