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風邪を引きながら強くなる

 風邪をひくのは「悪いこと」だとは思っていません。むしろ、大病を防ぐためには年に1~2回、引くほうがいいのでは、と感じているくらいです。
 
 咳や鼻水が出たり、下痢をしたり発熱したりしますが、こうした症状は、体内に溜まった老廃物を排出して、きれいにしてくれているのであって、「より健康になっていくための調整作業」が行われている、と言えます。

  何も、あなたを苦しめようとして、こうした症状が出ているわけではありません。

 野口晴哉先生の有名な言葉で「風邪は治そうとせず、体を通り過ぎさせよ」というのがあります。これは、薬を飲んで症状を抑えようとせずに、症状を見守り、通り過ぎるのを待っていれば、自然に治っていくということ。今一度、肝に銘じておきたい言葉です。

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