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人生は芸術作品

 昨日からの続き。「よりよい人生」から「選り好みしない人生」へ

 「よりよく生きよう」と選り好みするから、疲れたり苦しんだりする。ものごとを「良い・悪い」と分けて判断するから、「悪い」と思っているほうが来たら辛くなる。人間関係もスムーズにいかせようと思うから、気疲れしてストレスになってしまう。
 「やって来るものは、どれも、私を幸せにするためにやって来る。ものごとは、あるがままで完璧」と考えたほうが愉快じゃないですか!。

 人の生き様というのは、一種の「自己表現」です。言い換えれば「自分という素材を使って、一生かけて創りあげる芸術作品」という気がします。
 ある作品(他人の生き様)に触れたとき、「この作品は良くて、あれは劣る」というような順位づけはできないと思います。時代や文化を超えた絶対的で普遍的しかも客観的な価値基準があるわけではないですから。

 こちらの人生がよくて、あちらはダメと決めつけることはできません。「それぞれの人生、いろいろな人生があるだけ」なのです。このことが、腑に落ちていれば、他人と比較して落ち込んだり、背伸びして疲れたりすることもかなり減るでしょう。

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