わからないから面白い
知人から、入院している恩師を見舞ったときの話を聞きました。
見舞いに行ったら、眠っていた。起こさないほうがいいと思い、彼はそっと病室を出て帰ってきた。それがよかったのかどうか?。
入院患者は、まぁ眠る時間はたっぷりあるだろうから、起こして話し相手になってあげたほうが、恩師にとっては気が紛れてよかったのか。それとも、そのまま気持ちよく眠らせておいてあげたほうがよかったのか、彼は気にしていたのです。
自分がした行為を相手がどう思うかは、気になるところですが、それは、「わからない」ことです。後で、本人に聞いてみても、本当の気持ちを言うかどうかもわかりません。
だから、こんなときは「よかれと思って誠実に対処したことはベストな行為」と思うしかありません。
「我が人生に悔いなし」なんて言う人もいますが、人生には後悔はつきものです。どんなに充実した日々を送り、立派な業績を上げたとしても、「あのとき、別の道を歩んでいたら、もっとうまくいったのでは?」と後悔の念がよぎるのではないでしょうか。
別の道を歩んだほうがよかったかどうかは、絶対にわかりません。なぜなら、同一人物が(分身の術を使って)同時に2つの道を歩んでみて、どちらの道がより幸せを多く感じたか比べることは不可能だからです。
人は、一つの道しか歩めない。「歩んだ道がベストで王道」と思い定めて過ごしていきましょう。
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