見出し画像

小1 授業で初めてクロムブックを使う

1年生が初めてクロムブックを使う

入学したばかりの1年生が初めてクロムブックを使う場面に遭遇。

授業の始めに充電保管庫前に並んだ児童一人ひとりに先生がクロムブックを手渡していきます。

クロムブックを受け取ると大切にゆっくり自分の席まで移動し机にそっと置いて席に着きます。

全員が着席し先生の指示に従って一斉に側面の電源スイッチを入れるとログイン画面が表示されパスワードを入れてログイン。

予想はしていましたが、遥かに大変でした。

児童の手元にあるノートの表紙裏にはユーザーIDとパスワードを印刷した短冊状のメモが貼ってあり、それを見ながら入力。

キートップは「かな」と「英小文字」

クロムブックのキートップには「かな」と「英小文字」が表示されています。パスワードのメモを見たとおりに入力しているつもりでも《b》と《d》、《p》と《q》、《l》と《1》などの文字は識別が難しい様でした。
無事にパスワードの入力を終えてEnterキーを押してもログインエラーのメッセージが表示され、もう一度1文字目から入力し直します。

クロムブックの日本語キーボード(英は小文字表記)

皆、キーボード入力には慣れていないので一文字ずつポチ・ポチ・ポチ。
入力スピートがともかく《ゆっくり》なのです。

一度でログイン成功した子はごく僅か。
大半の児童はパスワード入力ミスで悪戦苦闘。
私も教室内を回り一人ひとりのパスワード入力ミスをみつけて修正を促しログインして行きました。

ログイン出来たらクロムブックのデスクトップ画面が表示されるのですが全員がログイン完了する迄先に進めません。

ログイン画面のまま・・・

クラスの中で一人ログイン画面のまま黙って座っている子がいました。
「パスワードは?」 と聞くと ノート表紙裏に貼ってあるパスワードを指差して「これ、ちがってる」。
よく聞いてみると、家で親御さんが初期パスワードを変更したらしいのですが、新しいパスワードがわからないのだと言う。

今でもその子の寂しそうな表情が目に浮かびます。

そんなことが起きるんですね!

パスワードの分からない子以外全員がログイン完了できたのは授業時間残り10分前。はあ、大変でした。
この授業ではログインの操作を経験しただけで終わってしまいましたが、担任の先生も児童もそれぞれが良い経験になったと思います。

パスワード管理のルール

授業後に先生にパスワード管理のルールを聞くと、各家庭でパスワード変更を許可していて、変更後のパスワード管理は各家庭が担う事となっているそうです。変更したパスワードを学校側でリセットするためには事前承認が必要だとか。
このカオスの中で授業中に家庭に確認することは難しかったですね。

来年度は新一年生にクロムブック配布時パスワード管理について良く説明する必要が有りそうですね。

一年経過後の様子はこちらです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?