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著作権法改正案が閣議決定、今後ネットランナー津田大介さんはどこを走るのか

 適切ではないダウンロードに対する規制強化を盛り込んだ著作権法改正案が、無事に閣議決定されたというニュースが入ってきました。

 文化庁の公式の説明資料に概ねの改正内容について書いてありますが、景気低迷やコロナウイルス禍で騒ぎが広がる中、大詰めまで頑張った先生がた、また、いろいろあったけど文化庁の皆さんもお疲れ様でございました。

 中心となって調整された自民党・参議院議員の山田太郎さんが議事次第を掲載しておられます。結果的には、概ねの問題点が整理されて今後も法律を現状や技術進展にあわせて微調整させながら、域外適応云々も含めて議論を重ねていって、より使いやすい形で著作権法がどしどし改正されていくといいなと思います。

 「侵害コンテンツのダウンロード違法化の制度設計等に関する検討会」についてや、いわゆるリーチサイトの扱いについて事後省庁でもある警察庁・警視庁のなんとなくの認識も共有できたみたいで、これでようやくネットランナー的なものがオールアウトとなりました。もちろん、違法なものはどんどこぶん殴れという話ではなく、節度のある利用について促進して良いという考え方が、間接的にであれきちんと示されたのは良かったんじゃないのと感じるところであります。

 もちろん、仄聞する限りでは不思議な感じの面白座長が跋扈して委員の合意がないのに一任を取り付けたと標榜して黒煙が上がったりと、この手の話では特に平坦な道のりではないのは仕方がないところなのかなと思いますが、良かったのではないかと思います。

 去年、津田大介さんが何を言っていたのかというと、以下魚拓の通り「法律の抜け穴を作ることで、為政者側が恣意的に著作権違反で何かできちゃうんじゃないか」という類のお話でした。

 まあ、分からないなら語らなければいいのにと思いました。2007年のことを書かれてもねえ。

 世間一般からすると、規制強化と言われればぎょっとするのは事実なんですよね。確かに、権力者の意向で自由自在に法律の趣旨が曲げれて運用されるのは国民にとって望ましくないのは事実です。一方で、いままでさんざん違法にぶっこ抜いてきた割れ厨に「規制強化反対」とか「どさくさに紛れて悪い法律を通そうとしている」などの微妙なネタをネット各方面からぶち込まれると半笑いになってしまいます。

 結果的に、問題を良く分かっている人が適切な議論を経て当面の課題はクリアできる法律ができそうだというのは良いことじゃないですかねえ。良かった良かった。

 各論いろいろあるかとは思いますが、事業者目線の話はそのうちメルマガにまとめたものを整理して記事にしようと思います。





神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント