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山本一郎、ついに家業の一部から足抜けする

 4月5日付で、いままで関係していた産業廃棄物関連や運送の仕事、計7社から降ろさせていただくことになりました。2026年3月までは資源関係だけのお付き合いとなろうかと思います。関係先の皆さまには、いままでの長らくのお付き合いについて深い御礼とともに、この後のご清栄を心よりお祈り申し上げます。

 本当は昨年で契約満了と共にすべて終わるはずが、皆さんご存じのように働き方改革で当業界も激震に見舞われることを見越して諸事対応に追われる中、業界事情を知る人間は私のようなパートタイム経営者(意味深)でも必要、と仰ってくださった皆様のご厚情による部分も大きかったと思います。

 私も「多少経営は痛んでも賃上げしましょうよ」と口を酸っぱくして言い続けて、非常にうざく感じた部分もあったかとは存じますが、今週各社にて退任のご挨拶をするにあたってはなんか拍手までいただいて、取り組んできた甲斐もあったのかなとかちょっとは思ってます。もう二度と来るな的な追い出しの意味もあったかとは承知しておりますが…。

 引き続き、ほんのり株主としても少しだけ関わっては参りますので「やめへんで」というわけではありませんが毎週のように顔を合わせてあれこれお話する機会も無くなると思います。また、トラブルシュートに関しても一定のノウハウは残せたのではないかと思いますし、時短の取り組み、難処理物の手配、問題業者の発見・通報など、他の業種ではむつかしい分野についてはもはや現場で頑張っている皆さんのほうが私などよりもはるかによくご存じでしょう。どうか前を向いて、お客様のために精励していただければと願っています。

 また、期末で辞めまっせのご挨拶の際に、ありがたいお申し出もたくさん、頂戴しました。いや、業界から足を洗うのに何で経営者として引き抜こうとするのか意味が分からんよと思いつつも、現場仕事が好きな私に世継らしくなさや、いままで長らくご一緒したご縁やご恩なども感謝と共にお伝えいただくとグッとくるものはございました。絶対やりませんが。

 今後は、資源ごみと一部貿易のところだけ残務として2年、お手伝いするのみで、これからは皆さんで頑張ってくださいという話をしました。電話されてもこれからはお応えできませんので、悪しからずご了承ください。

 よく考えたら先日亡くなった実父がぶん投げた仕事とご一緒していた先のお手伝いを始めたのが29歳でしたから、つかず離れず22年、いろんな仕事をさせていただいたのは心から感謝しています。命の危険さえ感じた修羅場が4度ほどあったのも、ときが超えてみれば、自分の人生においては彩になったと受け止めております。みんな元気で何よりです。楽しみよりもしんどさのほうが多かったのに乗り越えられたのも、現場特有の臭みのある人間関係の心地よさを感じていたからなのかなと。

 ここからが大変なのに辞めやがってというお声も背中で受けつつ、50歳になったら離れようと決心していた私としてはロスタイムも含めて楽しく過ごさせていただいた御礼と共に、重ねて、皆さまの飛躍を心より祈念致しております。

 引き続き、よろしくお願い申し上げます。


神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント