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今年のM-1は面白かったな

 移動中、機中で録画していたM-1を改めて観ました。

 全編、面白かったですね。

 今回優勝したミルクボーイ、予選で相当面白かったとは聞いていたのですが、正直今回初見で、本当に面白くてやられました。完全に仕上がっているというか、ご祝儀でいろんな番組でもネタ見せやってましたがまったく同じリアクションとテンションでやりっぱなしで、喉も強いし芸として固まっていて、強く好感を持ちました。あんなのがドーンと出てきて、実力で優勝をしていくというのは、イベントとしても面白い。しかも今回、M-1は全体的に粒が揃っていて、しょっぱなのニューヨークも順番に恵まれればもっとウケていたと思うんですよね。

 順当に行くならば、かまいたちか和牛が優勝して箔付けして漫才界で大物になっていくのだろうなというところを、横から大ウケしたミクルボーイがダークホース的にかっさらっていくのって、敗者復活戦からまさかの優勝をして大御所に上り詰めていったサンドウィッチマンに近いような気もします。もっとも、ミルクボーイは吉本興業ですけど。でも、テレビにほとんど出ていなかったミルクボーイに対して、サンドウィッチマンは『エンタの神様』で才能を見出されて、私も「飲酒検問」からファンになって何度かライブに行ったりもしていましたが(当時はフラットファイブの所属だった)、やっぱりネタの仕上がりが優れているほうが、お笑い界の文脈に勝るというのは公平性を考えるうえでは大事なんだろうなあと。もちろん、ビートたけしが鶴瓶と吉本所属が下駄を履く問題について触れていたようですが、ミルクボーイは間違いなくゲタ履いてないと思うので、そういうこともあるんだと。

 で、出る順番で有利不利はやはりあって、漫才としての出来不出来で言えば私はオズワルドが良かったと思いますし、ネタの乗せ方で言えばすゑひろがりずが面白く感じました。どっちも吉本興業ですが。私は風藤松原的な感じが好きなので下駄を履くかもしれませんけれども、オズワルドも死ぬほどウケてたミルクボーイの次順でなければ上位に入ったんじゃないのかなあ、と思うんですよね。

 個人的に3組選べとなれば、ミルクボーイ、オズワルド、すゑひろがりずで、優勝はやっぱりミルクボーイなので、ミルクボーイ面白かったなという平凡なオチとなります。

 やはり、問題は和牛とかまいたちはどう上がるのかということでありまして、ネタを見ていても、もう次の次元に行ってしまっているけど、ほんとどうするのでありましょうか。賞レースで優勝には手が届かなかったけどこれもう別次元でしょというタイムマシーン3号とか、コントだけど東京03とか、もう完成されている人たちをどうにかして欲しいなあと思います。

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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント