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生存報告(4/8-4/14) 樹里ちゃんが実在しなくてよかったなと思う、他

普通の一週間だったので、日曜日以外特にしたことがないですね。

特にやったこと

樹里ちゃんの服を作った(~13日)

横浜ではPRオファーの3曲を披露すると見越してストリート服を作ってみました。今回のポイントは被れるフードで、立体的な縫合なので待ち針を打つのも縫い進めるのも結構大変で想定より手間がかかりました。

ぬい活が捗る

以下参考までに素材。生地は白とオレンジが普通の綿シーチング、迷彩柄が(株)ツクリエの「ちいさな世界のちいさな生地」(型番TTF-27)です。装飾は近所で買った幅3㎜のリボン、ネックレスは15㎝チェーンです(かなり余るので背中側に回しています)。

フードに付いているタグ再現のため、この部分の白シーチングにはほつれ止め液を浸透させてみたのですが、かなり切りやすく変形も少なかったので、今後は全体的に処理してしまってもよいかもしれませんね。

それにしても(自分のは解れが目立つので残念でもないし当然ですが)、世の中のぬい服のツイート、すごくいい物であっても全然伸びないこと伸びないこと。想像の数~数十倍は苦労があるので、もっと気軽にいいねを押してあげてください。

推し活のドキュメンタリー映画(14日)

渋谷の「シアター・イメージフォーラム」さん(今回のサムネイルの建物)にお邪魔して、『성덕(邦題:成功したオタク)』という映画を観てきました。韓国映画で題材が題材なので女性がほとんどで緊張しました。

内容は、某男性アイドルを長く追いかけて認知やテレビ出演も果たした作者(←この言い方でいいのかな?)が、そのアイドルの性犯罪による逮捕・起訴をきっかけとして同様の事態に面したオタクのもとを訪ね歩き、考えるというもの(以下あまり本質的でないネタバレあり)。
まず驚いたのが、韓国では小中学生からアイドルの追っかけに精を出す人が多いという事実(男女差があるのか、無知なだけで日本もそうなのかはわかりませんが)。それで7年近くも推し活を続けて、推しと自分の生活が有機的に結合して形成されているような状況になってから突然梯子を外されたのであれば、映画で出てきた人たちが抱いていた感情(ここでは伏せます)も致し方ないよなぁ、と。
勿論、犯罪に手を染める芸能人も悪いのですが、その年代から囲い込んで搾取するという業界もヤバいというか、巨悪だと思わざるを得ないところです。アイデンティティの形成過程で一点集中の消費行動に依存してしまうと、そこから抜け出すことが出来なくなって危ういんじゃないんでしょうか。実際、映画に出てきた人たちも、アイドルというあり方に心底失望しながらも、結局は次の推しを見つけている人がほとんどな訳で。こういうことを書くもんじゃないのですが、TLでもゲームをあんまり楽しめずに課金額自慢一辺倒になっているような人が散見されて、非常に心配するところです。とあるコンテンツが校内放送で高校生にアプローチしているのにも疑問を持たないといけないところ。
一方で、たとえ犯罪者になった推しはもはや擁護できないとしても、付随して得たいろいろな思い出(遠征とか)については否定したくないという感情も随所随所に現れていて、いつか熱が冷めたときコンテンツに費やした時間とお金を後悔するんじゃないか……と思っている私は深く共感しました。
最後、この映画では作者の推しを擁護する人は出てこない一方で、その代替として獄中の大物政治家に心酔する大衆が描かれるのですが、政治家もある意味では周囲の傀儡であり創造された偶像なのだな、という。アイドルや政治家に限らず、何か一人のカリスマ的存在っていつの時代でも怖いですね。

最後まで観終わって漏れ出たのが日記タイトルのような感想。現実のアイドルは結局偶像でしかなくて、裏でどんな悪いことをしているか分からない。でも、実在しないアイドルであれば、どんな悪意を抱えていてもそれは物語の中の話であって、少なくとも物理的には人を傷つけることはないし、推すことで間接的に犯罪を促進してしまうこともない。プロデューサーというよく分からない立ち位置のおかげで自分は樹里ちゃんの「裏」も見えていて、悪い人ではないのは十分知っていますし、そもそも男性と女性ではする犯罪の種類だって全然違います。でもやっぱり、安心せざるを得ない。

この映画を見に行ったのは、(最近推し疲れを感じるのもありますが、)某声優のM女史が最近炎上していたから。実は私、大学生なりたてくらいの頃には彼女のファンクラブに入るくらいには好きだったのです。私は埼玉西武ライオンズのファンでラジオの周波数は昔から文化放送に合わせているので、そのまま垂れ流していると声優ラジオが流れてきて、そこで番組をしていた人はそれなりに応援していたものでした。
学業に集中して忙しくなったり、自身の有害性を自覚したりするにつれて現実の声優さんへの興味はいつしか薄れていき、M女史からも心が離れていったのですが、関係ない界隈にまで話題が流れてきていて、流石に無感情ではいられなかったです。結果論ながら早めにフェードアウトしてよかったなという気持ち、今後も誰か実在の人を推していくことはないのだろうなという悲しみに近い気持ち。色々ありますが封印しておきます。

ちなみに、上に貼った樹里ちゃん×落書きの写真は、「どこかに落書きがないかなぁ」と思っていたら、なんと映画館の真向かいの駐車場にあったので撮ったものです。こういう映画を観た後で(傍目には何も変わらず)推し活を継続するというの、ちょっと変な感じ。

小学生と将棋(14日)

そのまま千駄ヶ谷(徒歩30分くらい)まで散歩して、将棋会館の道場に野良指しに行きました。まずは外苑西通りのCafe de Curryさんで腹ごしらえ。

ヤサイカレー(1200円)

将棋会館の道場は16時以降だとちょっと安くなるのでお得。自分の棋力(アマ二段)だと小学生の人も多くて、3局とも小学生との対局になりました。

お二階の大部屋で指します

一局目は三段の女の子に逆転負け。途中で王手飛車をかけて優位に立ったのですが、よく分からないうちに逆転していて憮然。
二局目は二段の男の子に中央から潰されて大劣勢になったのですが、端からめちゃくちゃに暴れていたら相手が勝手に詰んで勝ち。釈然としない。
三局目は二段の男の子と相振り飛車に。悪手を咎めて勝勢になったのですが、暴発気味の攻めを受けるのに失敗してヤバい感じに。でも最後はお相手がミスした瞬間に反撃して勝ち。どうもブレーキとアクセルの塩梅が悪いのが課題ですね。
結局勝っても負けても腑に落ちなかったですが、その分驕りが出ないので、将棋の良いところだと思っています。

下谷界隈をうろうろ

千駄ヶ谷から秋葉原まで一本なので283ショップに行きました。
結局担当の商品が少ないのであんまり買いませんでした。等身大パネル売ってくれたら常設用と保管用で2枚は買うんだけどなぁ……

そのまま銀座線で稲荷町へ移動して前から目をつけていた寿湯さんへ。
懐古趣味にもリニューアルにも靡かない気取らない銭湯で、一方で露天風呂やサウナ、備え付けのボディソープや貸タオルがあり、下手なスーパー銭湯よりずっと充実しています。通いたい。

お風呂に入ったら一杯やりたくなったので、おなじみの浅草ビール工房さんにお邪魔して「ひめくりモザイク」と「Dye The Sky.」を頂いてきました。

「ひめくりモザイク」はオレンジ(?)の香りがさわやかで楽しくて、雰囲気はペールエールに近いものを感じます。5%の度数帯では市販のビールを遥かに凌ぐ飲みやすさ。

枝豆のフムスもカナッペみたいな感じで美味しい

「Dye The Sky.」は確かにホップの香りが豊かで、変化球に逃げない正統派のクラフトビールという味わいですが、なんといっても度数10%超えでアッパーでも食らった気分。5thDay2のそれくらいの破壊力があります。

チリコンカンナチョスを毎回頼んでしまいます

酔っぱらったので東向島駅まで歩いて、北千住で常磐線に乗り換えて帰宅。
館林行きだったので寝なくてよかった……。

楽しい休日でした


自炊

8日 お休み
9日 鴨そば・天ぷら
10日 マカロニグラタン
11日 もつ煮・だし巻き
12日 カレーうどん
13日 お休み
14日 お休み


紅生姜天、衣の量が難しかったです
モツ煮は1L余ったので、味噌汁代わりとして活躍いただいています

年度変わりたてでちょっとサボり気味。
作るのを継続していると、情報量が多いので何を作ったかすぐ忘れてしまいます。ということで写真を撮って記録しているのですが、こういう「内容は覚えていないが、どこを見ればいいかは覚えているのでやり過ごす」というの(←この効果か現象の名前も忘れてる!)は記憶力の低下を加速させて良くない、らしいのですよね。気を付けないと。


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