囲碁15級の壁を打ち破る!
囲碁の上達が停滞しやすいと言われているのが10級、初段、三段、五段だそうです。
私は今はもうすぐ初段というところですが、停滞を感じたのは15級と5級の頃でした。今回はなぜ15級で停滞してしまったのかを振り返ってみたいと思います。
15級とはどのくらいか
アマチュアの段級位には明確な基準がないので、15級がどのくらい打てるレベルなのかを伝えるのは難しいですが、とりあえずオンライン囲碁ゲーム「COSUMI」の19路盤でHandicapを7にして、いい勝負ができれば15級くらいだそうです。
15級になるまでにやっていたこと
10代後半の頃に囲碁を始めて、半年くらいで15級くらいになりました。この頃に囲碁に関してやっていたことは次のとおりです。
入門書でアタリ、眼、シチョウ、ゲタ、ウッテガエシ、オイオトシなどのテクニックを覚える
囲碁のテレビゲームで遊ぶ(週1局くらい)
ハンゲーム(現hange)で対戦する(月1局くらい)
なぜ停滞したのか
上記からもなんとなく分かる通り、原因は囲碁に触れている時間の少なさでした。もっと言えば「上達したい」という熱意が圧倒的に足りていませんでした。
それでも15級くらいにはなれましたが、その後、囲碁からは遠ざかってしまい、10年以上やることはありませんでした。
なぜ熱意が足りなかったのか
熱意を持てなかった大きな要因は同じくらいの強さで打てる人がいなかったことでした。入門書でテクニックを覚えることは楽しかったのですが、テレビゲームでもハンゲームでも全く勝てず、対局の面白さを感じられませんでした。
同じ頃に熱中していたのが麻雀とぷよぷよでした。麻雀は運の要素が大きいので勝ったり負けたりでしたし、ぷよぷよもたまたま同じくらいの強さの人が近くにいたので、勝ったり負けたりで面白さを感じられていたのだと思います。
なぜ再び囲碁を打つようになったのか
対局の面白さを感じられないまま10年以上の時を経て、再び囲碁を打つようになりました。そこへ至ったのは、環境や心境の変化が大きかったです。
東京に引っ越してきたこと
20代は仕事に全振りだったが、30代になり仕事以外のことも考える余裕がでてきたこと
スマホ・タブレットやYoutubeなどのテクノロジーの発展で、遊びやすい、また学びやすい環境が整ってきたこと
家族や旧友、仕事以外での交友関係を持ちたかったこと
老後に備えて、脳を活性化させられて一生楽しめる趣味を持ちたかったこと
これらを満たすものはいろいろと考えられますが、その中でも自分はこれまで囲碁に本気で向き合ってこなかったということに思い至り、このままでは後悔が残るのでもう一度やってみようという気持ちになりました。
肚を決めてからやったこと
やると決めてからは、いろいろなことに取り組みました。
囲碁界のことをもっと知る
応援したい囲碁棋士を見つける
個人的には… 一力遼九段
NHK杯、タイトル戦を観戦する
色々な棋書を読む
自分に合った棋書を見つける
個人的には… 高尾紳路九段監修 やさしい囲碁トレーニングシリーズ(池田書店)
囲碁の入門ブログを読む
詰碁を解く
ひと目シリーズ
詰碁プロ(スマホアプリ)
対局する
みんなの囲碁(スマホアプリ)
銀星囲碁(PC用ソフト)
使っていた時間は週5時間くらいですが、それでもちょっとずつ上達していき、1年くらいで5級になりました。もっと時間をかければ、より早く到達できていたと思います。
まとめ
15級(おそらく10級も)であれば、時間をかけて色々やってみるだけで上手くなるので、そこまで具体的な課題は出てこないように感じます。それよりも囲碁に本気で向き合う理由を持てているかが大事だと思います。
15級や10級あたりで停滞している人のヒントになれば幸いです。