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ウサギ型オボロティガウォックの紹介

このデッキの作者です。

この見た目で「強そう!」って思える人全然いないと思ってたので、妥当な反応だと思ってました。

そんなウサギ型オボロティガウォックを紹介していこうと思います。

調整と変還

サガが出る前の環境、オボロティガウォックは当時も使ってたのですが、ウサギ型とは全く構築が異なる、オールフォーワン型を使用していました。

しかし、オールフォーワン型は中盤のコントロールとカウンターが強いデッキなので、サガには勝てないだろうと思い、他のデッキを使っていました。

4月に行われたGPは両日参加する予定だったので、とりあえず片方はめっちゃ練習していた4C邪王門を使い、もう片方はオボロティガウォックを使おうと思ってました。

でもオールフォーワン型はやはりサガには勝てないだろうと思って、CS用に深くは調整してなかったので、サガに勝てつつ、ある程度他のデッキにも勝率が出せる新しいオボロティガウォックを作ろうと考えました。

ウサギ団とクロスファイア2ndを使って早急に殴りかかるデッキを作りたい!と思ったのが始まりでした。急に過剰打点を作って奇襲する初見殺しデッキのイメージでした。

「デドダムの他にも強い初動を入れたい!!」という考えで思いついたのが、T・T・Tでした。

デドダムと合わせてマナに置いても、オボロティガウォックをするための色を確保できるので、まあ形にはなるかなと軽く考えてました。

しかし、デドダムと色が被らなさすぎるため、本当にデッキになるのか?と疑問を持ちつつ、相性の良いカードを探すことにしました。

かなり無理やりではありますが、この2枚で序盤のマナ置きを安定させることにしました。このカードは登場時から注目していてオボロティガウォックと相性いいとは思っていたのですが、今までの型はこれらより優先して入れたいカードが多かったので、採用を見送ってました。

大体のコンセプトは決まってきたので、色々調整して相性の良さそうなカードを拾ってきて

いざGPへ

この構築で出場しました。
色々見慣れないカードもあると思うのですが、簡単に使い方だけ説明します。

  • ガチダイオー
    →打点補強&お手軽除去

  • ニンプウタイフーン
    →リセマラしつつティガウォック軽減の補助

  • サハラン/レッドマジック
    →全体SA付与

結果は3-3。
今思えばこのデッキはパワー不足過ぎました。
動き方は基本的に盤面を並べてレッドマジックで殴りきるかゲンムで封殺するかの2パターン。調整の段階で4キルもまあまあ出来ていたのでデドダムより新世界王の破壊を優先して入れていたのは割と納得してました。(後々自分で開拓していくうちデドダム4投が結論でした。流石に)

その後はサガ、アポロ、4邪を使うことが多くなっていて、気づいたらこのデッキを使うのをやめていました。

しかし何を使ってもあまりいい結果は出せなかったので、気分転換でもう一回このデッキを使おうと思い、リストを見直すことにしました。

今まではマナに置くことしか意味がなかった新世界王の破壊ですが、バラドにすることでアポロにも対応できるようにしました。

このリストでCSに出場し、なんと予選5-0。
本戦1没でしたが、かなり感触はよかったです。

この後も調整を重ねていき、ちょくちょくCSで使用してました。

ガイアッシュ期最後の土日のCS、僕はこれまでの直近のCSではダンタル型のサガを使ってましたが、練度が浅く、その時大流行していたアナジャに全然勝てなかったのです。

「どうしてもガイアッシュが欲しい!!!」と悩んだ末、選んだのはやはりオボロティガウォックでした。正直、アナジャには有利が取れていると思っていたので、使う直前はワンチャンいけるんじゃないか?と思ってました。

例のリスト

なんと本当に優勝してしまいました。

クロスファイア2ndは打点補強にしかならなかったので没。本当はかっこいいので使いたかったです。
ちなみに左下の4枚、シドとライデンは大会中全くと言っていいほど使いませんでした。

正直ここまで勝てるとは思っておらず、超CSではダンタル型サガを使おうと思ってましたが、オボロティガウォックでも勝てそうだと思えてきたので、そこからは調整を重ねました。


問題は全く使わなかったシドとライデンの枠。

シドの革命チェンジに着目して、オボロを使いまわせる点、ダイヤモンドソードやラッキーナンバーをすぐに撃てる点からドレミ24候補に上がりました。

そこから1人回しして気づいたのですが

ダイヤモンドソードは即時に擬似SA付与するだけではなく、

  • とこしえが殴れるようになる

  • ボンキゴがいても殴れるようになる

  • GSが効かなくなる

と、意図していなかったところで利点を発見しました。

特にアナジャ対面ならジャスキルが揃った瞬間に勝てるようになったので、この発見はかなり大きかったです。

そしてこれが超CS新潟で使ったリストです。
結果は4-3でした。
ドレミ24は上記で紹介したやつの他にイデパラやTTTも撃てるので、かなり使い勝手が良かったです。

超CS新潟が終わって1週間後

ビクトリーベストが発売されましたが、その中でも最注目の一枚

このカードが公開された瞬間

「オボロティガウォックのカードだ!!!!」

と思いましたが、現実は青が入るデッキなら大体採用が見込めるバケモノでした。

とはいえウサギ団との相性は抜群に良いと確信していたので、超CS大阪はこれで行こう!!と

いざ大阪へ

0-2爆速ドロップ

やっぱりクソデッキでした...


こんなデッキですが、興味を持って使ってくださる方が増えれば嬉しいです...


回し方

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。しかし、未だに構築に疑問が残ってる方もいらっしゃると思いますので、回し方の解説をしていこうと思います。


まず回し方を簡単に説明します。

オボロとティガウォックで盤面を並べつつ、手札を増やした後に、ウサギ団を並べてレッドマジックで一斉に殴るデッキです。

これが基本的なフィニッシュ方法です。盤面に並ぶデッキなので、ゲンムエンペラーや5000VTで封殺しても勝てます。

デドダムとTTTですが、
「初動で使うには青以外の枚数がそれぞれ少なすぎるのではないか?」
と思う方が多いのではないかと思います。

てすがオボロティガウォックにおいてはそれは問題ないです。

「3、4ターン目に撃てそうになければ、マナに埋めて色にする」

これはオボロティガウォックだからこそできる初動の採用の仕方だと思います。
このデッキは3ターン目にデドダムを使っても、TTTを撃っても、3ターン目にオボロティガウォックをしてもいいデッキです。

殿堂後

ようやくサガが殿堂入りしました。

渋々入れていたとこしえをやっと抜ける!!と思っていたところに、とこしえすら刺さらない全てを突破してくるサムライの登場により、このデッキを使う意味も薄れてきました...(ほぼウサギ型オボロの上位互換とも言えます)


しかしTwitterを見ていたら、こんなカードを見かけました。

サムライに抗えるかもしれないカードを見つけました。

ウサギを出せば簡単にコスト軽減の条件を満たせるので、相性は抜群だと思いました。

まだこのデッキの息は長いのかもしれません。

新環境暫定リスト

とこしえはアビスを見たい為結局抜けませんでした。バトルグロースは3でもいいかもしれなかったのですが、ガイアッシュがサムライに強く出れる他、ヌルい動きをしてきた他のデッキにも刺さるので2-2で纏まりました。


最後に

ここまで見てくださった方、本当にありがとうございます。今の環境的には多分厳しいと思うので、頃合いが来たら使おうかなと思います。
一時期のCSでの勝率は66%近くあったのでそこそこのポテンシャルはあると思ってます。

プレイングや構築などでわからないことがありましたら、TwitterのDMとかでなんでも答えます。

YouTubeチャンネルで実際の動き方を公開しているので、是非見に来てください。ほぼオボロティガウォックを専門に紹介しているチャンネルです。


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