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オボロティガウォック2022〜2024


こんにちは。きりがしです。
このnoteは、私がCSで使用しているオボロティガウォックを紹介するためのnoteになります。
オボロティガウォックを知らない方や、オボロティガウォックを使っているが構築が定まらない方がこのnoteを見て是非参考にして頂けたら幸いです。


オボロティガウォックとは

まずはオボロティガウォックというデッキを知らない方のためにも、このデッキを知って頂くために簡単な説明をさせていただきます。

オボロティガウォックとは、「月光電人オボロカゲロウ」と「絶海の虎将ティガウォック」のコンボのことであり、オボロカゲロウで最大5枚ドローし、軽減したティガウォックで追加のドローをするという動きをします。2枚使用して3枚ドローするので最終的に増えている手札は1枚ですが、オボロカゲロウでほしいカードを手札に残すことができるので、対面に合わせて柔軟な動きをすることができます。
構築次第ではどの環境でも使用を検討することができますが、その分、構築者の環境への理解度が問われます。構築の難易度、使用難易度ともに高いデッキだと私は思います。

長所と短所

次にこのデッキの長所と短所をお伝えしていきます。

まず長所ですが、やはり対面への対応力のさが最もと言えるでしょう。使わないカードを山札の下に送り、対面に合わせて欲しいカードだけを手札に集めることができることがこのデッキの強みです。柔軟性が非常に高いため、対面がこのデッキタイプを知っていても知らなくても、完璧な立ち回りをできるプレイヤーは少ないと思います。

次に短所ですが、構築面だけではなくプレイヤーの練度、環境デッキへの理解度なども深く関わってくるため、即席でデッキを完成させても、しばらく慣れてからでないと使用のお勧めは難しいです。

構築するにあたっての考え方

ここからは私がオボロティガウォックを構築する際に気をつけていることを3つに分けてお伝えしていきます。

グッドスタッフであること
まず一つ目に、「このデッキはあくまでグッドスタッフデッキということを忘れずに構築する」ということです。どういうことかというと、相手のデッキに合わせてプレイングを変えられるというオボロティガウォックの最大の強みを生かすことができない構築は、「結局オボロティガウォックじゃなくても良いのでは?」という結論に至ってしまいます。例えば4枚積みのカードが多い構築であれば、わざわざオボロカゲロウとティガウォックの8枚の枠を割かずに、サイバーブレインなどのドローソースに頼った方が強いというのが私の意見です。色々なカードを積み、特定のデッキに詰まないようにすることで、このデッキの良さを活かせると考えています。

パワーカードに頼りすぎないこと
次に、パワーカードに頼りすぎないということですが、カード単体のパワーに気を取られ、デッキのコンセプトから外れたカードを採用してしまうと、デッキパワーが落ちてしまうということを知っておく必要があると考えています。カツキングをシールドトリガー枠で採用することを例に考えると、カツキングはバスターやダンテと組み合わせることでフィニッシャーにもなる強力なシールドトリガーですが、佐助やサイゾウなどの重めのニンジャストライクと組み合わせることを考えるともっと適任のカードがあるのではないかと考えられます。また、ドキンダンテとの組み合わせも考えて、呪文であることも好ましいと言えます。主に上記の理由から、シールドトリガーの枠で考えると、カツキングよりドンドン火噴くナウの方が優先されるのではないかという考えになると思います。採用するカードを脳死でパワーカードでまとめるのではなく、他のカードとの組み合わせを考える必要があります。

初見殺しも取り入れる
オボロティガウォックのような1、2枚積みが多いデッキだと、相手からすればデッキの内容がわかっていたとしても戦いにくいと思います。その点もオボロティガウォックというデッキの強みの一つだとも言えます。特に墳墓、ガイアッシュカイザーなどがとても顕著に出ますが、そのカードもさらに環境の変化に合わせて枚数の調整をしていくことで、より環境にマッチしたデッキになっていくと思います。

構築の紹介

ここでは、いくつかの構築の型を紹介していこうと思いますので、構築の際に参考にしてみてください。


オールフォーワン型構築案

オールフォーワン型
Dの機関オールフォーワンでティガウォックをターン終了時に破壊し、ニコルボーラスやドキンダンテを出してコントロールする型です。呪文トリガーによる受けも硬く、長期戦では非常に強く出ることができます。

オラトリ型構築案

オラトリ型
ガイアッシュを起点としたカウンターが強力で、ドギラディス勝に革命チェンジしてオラトリオクルスを唱え、ゲンムエンペラーを出すことを目的とした型です。速度の高い対面に早く対応することができますが、後半はオラトリによる破壊コントロールも可能です。

ウサギ型構築案

ウサギ型
オボロとティガウォックやTTTで大量に手札を増やした後、ウサギ団や5000VTを一気に並べて、レッドマジックでSA化し奇襲する型です。盤面が並ぶため、ゲンムエンペラーを着地させるサブプランもあります。

両刀型構築案

オールフォーワン×オラトリ両刀型
コントロールが強力なオールフォーワン型と、強力なカウンター性能を持つオラトリ型のハイブリット型です。速い対面にはオラトリ型の動きでカウンターし、受けが硬い対面にはニコルやドキンダンテでコントロールしてから詰めることができます。

採用カードの紹介

ここからは各採用カードの紹介になります。
採用理由、各対面への特徴的な使い方、覚えておくべき小技などをお伝えしていきます。

絶海の虎将ティガウォック
オボロティガウォックというデッキは、シールドトリガー、ニンジャ、バラドなどの豊富な受け札を搭載しており、どちらかといえば受けの強いコントロールという分類に値します。そしてこのティガウォック自身がブロッカーという点から、あらゆる角度からの攻撃を受けることができます。オボロカゲロウと合わせて大量ドローしつつ、対面に合わせて欲しいカードを山札から掘り進めることで勝ちに近づくことができます。

月光電人オボロカゲロウ
デッキの要。雑多な環境であれば、このようなグッドスタッフカードは強力です。理不尽なループデッキには1ターンでも早くパルテノンを、高速ビートダウンにはニンジャやバラドを持ってこなくてはいけないため、ティガウォックが出せない状況でもだす場面はそこそこあります。

天災デドダム
安定の初動。3ターン目にオボロティガウォックができる状況でも対面によってはこちらを優先することもあります。3ターン目デドダム→4ターン目オールフォーワンから終了時2体目のデドダムを出してスイッチを2回使う動きがとても強力です。

禁時混成王ドキンダンテⅩⅩⅡ
オールフォーワンからの踏み倒し先。着地さえすればどのデッキにも対応してコントロールできます。後半につれて能力を無視する効果が強力です。デドダムと合わせて5色揃うので、初手次第では3ターン目にオボロティガウォックも狙うプランも視野に入れておくと良いです。10コスト以上のクリーチャーと呪文には反応せず、相手のターン中にしか9以下の呪文を撃てないので慣れていない方は注意。よくあるケースで、相手のデドダムの効果を無視している状態で、デドダムがデッドダムドに進化したとしても効果無視を引き継いでいるので除去が使えなくなり、ブレイクも1枚のみになります。スター進化などのルールまでは無視することができないので、進化元が残る点には注意。

ニコル・ボーラス
オールフォーワンからの踏み倒し先。シールドブレイク後、オールフォーワンで踏み倒して手札を与えずにターンを返すことができます。革命チェンジャーカツキングで一旦手札に戻すことによって、効果を使い回すことができるので、1枚入れておくだけでもしっかり機能します。

Dの機関オール・フォー・ワン
上記2体の早期着地を可能にします。ロストリソウルなどを搭載したオールハンデス系の対面にはとりあえずオールフォーワンを貼っておいて、手札が無くなってもトップでデドダムやティガウォックを引いた際にDスイッチで効果を2倍にして持ち直すことができます。

DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜
ループ対面への回答。こちらのニンジャも制限してしまいますが、1ドローが地味に大きいので、積極的に貼ってもそれほど問題はないです。しかし、慣れていないと4体目を出そうとしてミスをしてしまうので、必ず注意しましょう。

光牙忍ハヤブサマル
貴重な光単色カード。バラドと違い、実質3000以下除去の受け札になる場合があるので、小型ビートダウン対面には重宝します。忘れがちですがドキンダンテなどにブロッカーを付与することができます。

鬼ヶ王魔エンド・ジャオウガ
最強のカウンター札。ニンジャやバラドで耐えた返しのターンに出します。ガイアッシュがいて鬼タイム発動中であれば僅か2コストで出すことができます。ミラダンテやキャンベロの召喚制限を越えることができるのも強みの一つです。能動的に使うことができないことが弱みですが、相手の攻撃を受け切った後に出せば余程のことがない限り勝てるので、受けが多いこのデッキと非常にマッチしており、枠を割くには充分だと考えてます。

ドンドン火噴くナウ
マナを増やしながら除去ができ、色が優秀なカード。デドダム然り対面によって好きなカードを手札に加えつつブーストが出来るのが強みです。オボロティガウォックの性質上、1マナでも増えた状態でターンが帰ってくると、その分ティガウォックを出せる枚数が増えるので、高速〜中速ビート対面にはかなり重宝します。

一王二命三眼槍
マナを必要としないニンジャのような枠。ニンジャと違い、ミラダンテの召喚封じが効かないことが強みです。スピードアタッカーを持っているので、最後の一押しにも優秀です。パルテノンを貼っている時は、ニンジャよりこちらの方を手札に抱えましょう。

テック団の波壊Go!
万能シールドトリガー。ビートダウン系はもちろん青魔道具などにも有効です。ドキンダンテから撃てる呪文で最も強力なカードの1枚です。

天使と悪魔の墳墓
長期戦に持ち越した際に決定打になりうるカード。5C系統、ビッグマナ系統、アナカラーグラスパーや、地味に青魔道具などにも高確率で刺さります。相手がニンジャを嫌って貯めるプランを取ってきたら、墳墓を撃つことでプランを崩すことも可能です。

龍素記号Xfクローチェ・フオーコ
長期戦のカギとなるカード。オボロとティガウォックでハンドを整えた後に0コストで出せるのでかなり使いやすいです。適当なタイミングに出してしまうと、相手のガイアッシュカイザーが反応してしまうので注意。ブロッカーなので、ビートダウン対面にも地味に対応しています。ティガウォックの連鎖ができる時、先にこれを出して山札をシャッフルして、下に行ったニンジャやバラドを再び手札に加えるチャンスを作ることも出来ます。

裏斬隠カクシレシピ
ガイアッシュと非常に相性のいい受け札で、攻撃時に効果が発動するクリーチャーに当てて使います。オラトリをトリガー化させたり、オールフォーワンのDスイッチで2面止めたりと、どの型でも使い勝手がいい優秀な受け札です。

レアカードハンターウサギ団/ラビットハンド

ウサギ型の核となるカード。ウサギ型はこのカードを一気にG0で展開し、レッドマジックで奇襲する型なので、ウサギ型にはほぼ4枚確定で入ります。5000VTやゲンムの着地を目指すサブプランの際にも必須で、また下面はブレインタッチのような感覚で使うことのできるハンデスで、上下無駄のないカードです。

赤攻銀サハラン/レッド・マジック
主にウサギ型に採用されているカードですが、オールフォーワン型やオラトリ型に入れても活躍します。ティガウォックを並べた後、それらをSAにして殴りに行くプランに使います。これを一枚入れておくだけで勝ち筋が一つ作れる、不可能を可能にするカードです。CSでは20分の制限時間があるため、自分が最終ターンだったとしても、全てSAにして勝ちに行けることができます。上面は墳墓などの呪文を使いまわせることができるので、覚えておきましょう。

飛翔龍5000VT
オボロティガウォックは基本的に横展開するデッキなので非常に相性がいいです。単純なカードパワーが高く、適用範囲が広い為入れ得です。レッドマジックを使えばジャストダイバーの3点SAにすることもできます。相手のクリーチャーを次のターンまで封じつつ、自身がジャストダイバーで場に残るので、オールフォーワンの種としても優秀です。

百威と族絆の決断
トリガー化できれば相手ターン中にオールフォーワンやカツキングが着地させられるので、戦略の幅がかなりひろがります。先にオールフォーワンを出し、次にカツキングなどを出せばDスイッチをすぐ起動させることもできます。採用する際は火噴くナウと同じ感覚で使うことができるので、色配分に困ったら入れ替えて使うと良いです。

ストリーミング・シェイパー
オボロとデドダムに次ぐ9枚目の初動として使うことができます。ハンデスデッキが流行っている環境では優先して採用すると良いです。オールフォーワン型とオラトリ型なら32枚前後が水文明なので、大体3ヒットは望めます。

魔天降臨
墳墓が刺さりにくいビッグマナ系のデッキにはこちらを優先して採用します。それだけではなく、手札を入れ替えることによって相手の行動を大きく歪ませることができます。実質マナ回収でもあるので、器用なカードでもあります。

∞龍ゲンムエンペラー
主にオラトリから出すのですが、ガイアッシュの軽減で青黒2マナタップして出てくるのも強いです。自分のニンジャなどを無視してしまうことだけ注意して、慢心せずフィニッシュまで持っていくようにしましょう。

禁術と聖句の決断
主にゲンムを出すのですが、破壊と盾追加の効果も強く、ドギラディスから撃てば手札に戻ってくるので毎ターン相手のクリーチャーを破壊することができます。盾追加はオボロカゲロウで下に送ったSSSやテック団を盾に仕込むことができるので、オボロティガウォックのギミックを存分に発揮できます。

流星のガイアッシュ・カイザー
ガイアッシュを起点にして、ドギラディスに革命チェンジしたり、ゲンムの軽減に使ったりします。一刻も早くこのカードを抱える為にティガウォックが出せない状態でもオボロを出して拾いに行くこともあります。

理想と平和の決断
採用されているカードのほとんどに青か白が入っているので相性はいいです。青魔道具にかなり有効で、ゲームの後半には3以下エレメントを盾に送る効果で自分のパルテノンを退かしたりもできます。オラトリと同様に、オボロで山札の下に送ったトリガーを仕込むこともできます。

頂上縫合ドギラディス勝3rd
ガイアッシュなどから革命チェンジし、主にオラトリを撃ちます。多色の6以下呪文なら手札だけでなくマナからもアクセスできるので、撃ちたい呪文を手札に抱えておく必要がないのが強みです。序盤に墳墓をマナに置いておいて、相手が警戒しなくなったタイミングでマナから引っ張ってくる初見殺しが強力です。

S・S・S
盾から引ければほぼターンが帰ってきます。このデッキはオボロで山札を調整することができるので、SSSなどの強力なSTをオラトリで盾に仕込むことができます。後半はブロッカーを全部寝かせて殴りに行くこともあります。


これまでの戦績

以下の戦績は、オボロティガウォック全ての型を合計した戦績になります。
おおよその有利不利の参考にしていただければと思います。

デイガファイアーバード(7勝13敗)
ドリームメイト(9勝3敗)
青黒コンプレックス(22勝8敗)
青白天門・巨大天門(15勝11敗)
アナカラーグラスパー(5勝2敗)
青緑キャベッジ(1勝1敗)
ラッカゴスペル(6勝12敗)
アナカラーDOOM(3勝5敗)
青魔導具(10勝8敗)
黒単アビス(16勝8敗)
逆アポロ(0勝1敗)


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