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検査済証が無い物件!ガイドラインで用途変更出来ました!

検査済証が無くても、増築、用途変更は出来る!


昭和の物件の多くは、確認申請は出しても、最後に完了検査受ける物件は非常に少なかったです。
恐らく10%程度だと思います。
銀行からも、誰からも検査済みの提示を求められなかったせいかと思われます。
でも、それらの物件も50歳位になって来て、増築したかったり、用途変更したかったりと、時代の変化についていきたいけど…。
「検査済み証が無い!」
ここで、諦めている物件が本当に多いです。


ガイドライン調査とは?

国交省が進めているガイドライン調査は、そんな物件を救済するための措置です。
これを活用しないのは勿体ないと思います。
ガイドライン調査はこちら


基本的には指定検査機関でしか、受付けてくれません。
私が説明するより、読んで頂いた方が良いですが、
大枠は
1・構造の安全性の調査
 これは建物が安全かどうかを調査会社で行って頂けます。
 費用は木造と鉄骨、RCでは全然違います。

 木造は10万位で済みました。
 鉄骨は350㎡で150万位掛かりました
 RCは400㎡位でこれも200万位でした。

図面の有るなし、現地での解体状況など、色々ありますが
基本的に構造的に問題なければ、次のステップに進めます。
また、私が行った物件はいずれも、構造図も、確認申請図も無く、
図面を作るところから始めています。

確認審査機関での報告書

調査が終わったら、確認申請機関で報告書を書いて頂けます。
これがまた、費用が掛かります。
大よそ80~100万程度。
こちらはあくまで私が取り組んだ物件の費用なので、
参考としてください。

ここまで聞くと高いという印象かもしれませんが、
もし、物件を売るのであれば、銀行用にも使えるので
査定額が変わってきます。
物件によっては、やった方が良い場合もあります。

増築・用途変更が可能!

調査して、報告書まで行きましたら、その後の増築、
用途変更などの対応が可能となります。
先日は事務所ビルをホテルに用途変更しています。

SDGSの時代ですから、出来れば、新たに作らなくても、
ストックの有る物件を活かして使う。
地球にすごくいいこと。
また、新築ではないので投資物件にも良いと思います。
何といっても、途中で会社が倒産しても、差押えリスクは少ないです。
私はこれから数年は、ガイドライン調査物件を
不動産投資する事をおすすめします。
とは、言っても物件探し、何をどうできるか、
投資家初心者さんの方には非常に難しいですよね。
その為に設計事務所がいます。
色々、相談に乗ってくれる設計事務所さんに
一度ご相談してみるのも手だと思います。
皆さんの不動産投資が上手くいきますように!



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