First Lego League 2021 にチャレンジした子どもたちを側で見ながら考えた、探究的な学びのこと
僕が総合監修を務めているプログラミングスクール MYLAB で、FIRST LEGO LEAGUE 2021 にチャレンジした。小学4年生の子どもたち3人と、約半年くらいFLLに向けて一緒に学んできた。
結果的には惜しくも全国大会には出場できなかったけど、子どもたちはたくさんのことを学んでくれたんじゃないかと思う。出場資格ギリギリの年齢でそこそこの点数を取れたということもそうだし、本番に向けて試行錯誤を繰り返す姿を見ているとFLLの価値はただのロボット大会ではないなということを改めて教えてくれる。
以上のようなことを背景に持ちつつ、子どもたちは4つの分野にチャレンジする。
(1)ロボットゲーム
(2)イノベーションプロジェクト
(3)コアバリュー
(4)ロボットデザイン
このうち最も探究的な学びとしてイメージしやすいのが (2) イノベーションプロジェクト だ。毎年設定されるテーマについて自分たちで問題を設定しリサーチして、解決策を考え作り、提案する。一連のプロセスを3ヶ月程度でやらなきゃいけないからかなり大変だ。
初めて探究的なプロジェクトを経ていく子どもたち。メンタリングもほぼ初めてだったが故になかなかなぜ取り組まなきゃいけないかがわかっていないようだった。そりゃ、子どもたち的にはロボット大会に出場すると思っているから当然と言えば当然だ。でも、その中で自分たちがチャレンジしているものは何で、そのためにはどんな壁を越えなきゃいけないのか、といったことを地道にクリアしていかなきゃいけない。FLL に取り組むことでトータルして得られる力を言葉で表現するのは難しい。
メンターとしての苦労はたくさんある。たとえば、イノベーションプロジェクトの題材について。子どもたちにとって興味のある(取り組む価値のある)プロジェクトを見つけるためにじっくりと時間をかけすぎていると、当日まで時間が少なくなってしまう。かといって、大人側で色々と決めてしまうとやらされているプロジェクトになってしまう。それはつまらないし子どもたちの情熱がかからない。
来年以降もぜひ取り組んでいきたいと思う。子どもたちも今年の悔しさを忘れずにまた取り組みたいと言ってくれた。それに応えるのも僕たちの使命だと思う。
宮島衣瑛です!これからの活度のご支援をいただけると嬉しいです!