【北海道編】旅の記録 3日目
この日は地味にいろいろやっていたので、ちょっと長くなりました。
目次置いときますね。
1.車中泊の目覚めと、恋人の聖地(笑)
車の中からおはようございます。
車中泊が久しぶりなので、この感覚も久しぶりでした。
普段は大阪にいるので、この時期に寒さを感じることがないため、寒くて目が覚める感覚というのは、少々久しぶりの感覚です。
2023年6月21日、旅が始まって3日目だけど、実質今日が初日感あります。
起きて13度にもびっくりだけど、当日の最高気温が27度にもびっくりですね。
どんだけ気温のジェットコースターだよ。
車中泊していた道の駅をうろうろしていると、なんか腹の立つ看板が見えてきました。
普段なら腹立てていかない場所ですが、恋人なんているわけない早朝だし、この旅も始まったばっかりだし、とりあえず行ってみるか!って前向きになって行ってみました。
これ、内部に階段があるので登ってみます。
誰もいない時間だし、余裕でしょ。
日が高くなるにつれて昼行性のリア充(もしかして:死語)が来るかもしれないので早々に撤退……もとい、次の場所へと向かいます。
2.旧増毛町立歩古丹小学校
無計画旅人間である僕は、行きたい場所をなんとなく探してGoogle Mapにピン留めしていますが、それ以外は旅しながら行く場所を考えます。
・翌日はだいたいこの辺まで進もう。
・道の駅があるからそこで車中泊しよう。
・ここからの移動経路上に面白そうなモノあるから、そこ行ってみよう。
みたいな感じで、クソ雑に決めています。
北海道に限りませんが、海沿いの田舎道ってなぜか廃墟が多い気がします。
これから向かう予定の、旧増毛町立歩古丹小学校(きゅう ましけちょうりつ あゆみこたん しょうがっこうと読む)もその一つです。
断崖絶壁の下に朽ち果てた小学校の跡があるというノスタルジーの塊、見に行きたいじゃん!!
というわけでオロロンラインを1時間ちょい北上したところで、一旦車を停めて探します。
(57kmを60~70分で行けるのは、オロロンラインにはほとんど信号がないためです。決して速度超過しているわけではありません。念のため。)
断崖絶壁の下、とは聞いていたものの、どこにある……?
と探すこと10分くらい。
ようやくそれっぽいの発見しました。
過去に行った方のブログを読むと、この崖を下って行ったそうです。
「ちょっと気になる廃墟」のために、そこまで気合入れることはできませんでした。今回は諦め。どんまい。
3.ゴールデンビーチるもい
見られない廃墟のことなど捨て置き、次なる場所へ向かいましょう。
留萌(るもい)という、非常に可愛らしい感じのする名前の土地へと向かいます。萌えー(死語ではない!)。
この留萌ですが、23年3月に留萌本線というJRの路線が廃止になったばかりの路線です。つまり、廃線になりたてホヤホヤの状態が見れるってことなので、それを見に行くのが主目的です。
その途中、ビーチがありました。海岸線沿いを走っているわけだし、そりゃ一つや二つくらいあってもいいよな。道産子だって海で泳ぎたいもんな。
ということで駐車場を見つけたので、ちょっくら海を眺めることにします。
存在しない日本語を生み出すことに関しては長けている僕です。なんやねん砂利浜って。
ちゃんと存在しないことを確認しようとしたら、三重県に実在するそうです。こんな浜がほかにもあるとか、ちょっと驚きでした。
にしんパイとか数の子とか売ってるところに、甘すぎるモンブランやら固すぎるプリンやら入っていました。
売ってるラインナップはクセ強い面子ですが、一番売れているであろう「固すぎるプリン」を購入しました。
プリンに500円て。ちょっと高い気がしますが、まぁ固いので高いんでしょう。知らんけど。
まぁ、美味しかったけど「固すぎる」って程ではないかも。
これが500円か……と思うとちょっとへこむので、留萌という町に投資したことにします。
4.留萌駅跡
コールテソヒーチからほんのちょっとだけ北に行くと、留萌駅の跡地を合法的に見れるようです。
廃墟好きな人間にとっては行かないという選択肢はないので、ちょっと寄ってみましょう。
入口にはベニヤ板が打ち付けられ、窓ガラスというガラスは割られ、酒の空き缶やたばこの吸い殻等、見るも無残な落書きだらけの廃墟……ということは一切なく。
看板がないだけであって、割と普通に営業しているのではないかと勘違いする程度には綺麗なままでした。
新しい廃墟、というのも妙な言葉ですね。
一人でノスタルジックになっていると、鉄オタくんらしき人々(見た目で判断しちゃいけないけど、見た目でわかるくらいには鉄オタくん)がワラワラと群がってきたので、ぼっちはおとなしく退散します。
お前らが鉄オタならこっちはアニオタとドルオタこじらせてるんだぜ、どーよ!!って言いたかったけど、不毛な争いにしかならないのでパスです。
旧留萌駅前には、昔は栄えていたであろう地名「栄町」という地名がある。
そこにはいろんな鮮魚店が軒を連ねているらしいが、駅がなくなった現在は果たして……
と足を運んでみると。
まぁ、無いわけじゃ無い、という感じにはありました。
キャンプする予定もないため、生魚を購入しても料理できるわけではないので、見るだけでした。
さらに駅前通りを直進すると、何やら活気づいているではありませんか。
本当の栄町はこっちだったのか!!などと失礼なことを想像しながら足を運ぶと、何やらお祭りらしき雰囲気でした。
留萌と聖徳太子にどんな所縁があるのか、まったくわかりませんでした。
でもお祭りは大盛況だったらしく、廃墟の町かのように紹介してごめんね。
それからもうちょっとだけ、留萌の街並みを散歩します。
ひとしきり留萌の街並みを堪能できたと思います。
この日は旭川まで行く予定なので、あんまりのんびりしてられません。ダッシュで向かいます!!!
5.廃線廃駅巡り
のんびりしてられない割には、やっぱり廃駅は気になるわけで。
2022年8月、JR留萌本線の深川~留萌までを段階的に廃止することが決定されました。
2023年3月末に石狩沼田~留萌が、2026年3月末に深川~石狩沼田が廃止になるそうです。
深川~石狩沼田間が3年の猶予があるのは、地元の高校生を考慮してのこと、という記事を見つけました。
つまり、23年に廃線になった石狩沼田~留萌間には、通学している高校生がいないということ……?
2023年6月にここにいたので、つまり廃線になってから3か月ほどしか経っていません。廃線ホヤホヤ!!
何か所か行ってきたので、軽く紹介したいと思います。
5-1.峠下駅(2024年現在、崩壊中)
ちょっとびっくりしたのですが、2024年4月に駅舎がつぶれてしまっているようです。
現存する間に見ることができてよかった…!!
5-2.恵比島駅(明日萌駅)
こんなキャプション通りの感想を抱いていたのですが、実際に映画のセットだったそうです。
駅としての名前は恵比島駅ですが、映画の中での名前が明日萌駅だったみたいですね。
そのため、明日萌駅という看板はそのままに、実際の恵比島駅という看板は撤去している、ということでしょうか。
5-3.真布駅
あれ?なんか俺も鉄オタくんみたいなこと言ってる……??
6.神居古潭
廃線巡りを適当なところで切り上げて旭川に向かうと、神居古潭を発見してしまった!!
ゴールデンカムイでしか名前を聞いたことがなかった神居古潭!ちょっと寄ってみたくなるじゃないですか!!
神居古潭について調べてなくて、結構広かったので途中で散策打ち切り。
この時点で16時くらい。日も傾く頃であり、クマが怖いので撤退します。もしくは戦略的後進。
7.この日の終わり
この日は道の駅 あさひかわに車を停め、車中泊の予定です。
道の駅あさひかわというのが非常に絶妙で、車中泊できちゃうし繫華街までも比較的近い。
めちゃくちゃ近いわけではなく、約1.5km程度はある。とはいえ歩けない距離ではない。
絶妙な距離を歩き、いい感じの居酒屋に入りました。
焼き鳥をメインに食べて、ビール以外にも地酒等をいただきました。
この後にもう一軒ハシゴしましたが、写真も記憶も残っていませんでした。
よって、この日は終了です。
気づいたら5700文字を超えるような長さになっていました。四国・九州編でも最長4330文字(25日目)だというのに、読みづらくて申し訳ありません。
実質的な北海道旅の初日から充実していた、という風にとらえていただけると幸いです。
3日目走行距離:170.6km
総走行距離:374.5km
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