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レース模様の図書室、再訪

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霧とリボン企画展《レース模様の図書室、再訪》|2021.4.22〜30|少女たちは或る日、レース舞う図書室への扉をふたたび開ける——オンライン・ギャラリー「MAUVE CABIN… もっと読む
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#アンティーク

レース模様の図書室、再訪|アンヴァンテール|フランスヴィンテージブローチ

TextKIRI to RIBBON  一冊の書物に出会った少女が、大人になって海を渡り、書物の中の物語を受け継いで、アンティーク店を開く——  図書室は、夢を紡ぐための最初のひと針が眠る場所。針を少しずつ運んでいって、レース模様を編み続ける。最初は小さかったレースが、途中で途切れる時もあったけれど、しだいにテーブルを覆うようになり、ふと気がつくと船の甲板で揺らぎ、そののち異国の婦人の裳裾を揺らすようになった——  夢を叶えたひとりの少女から、図書室を訪れる少女に願