物語の図解 北大路魯山人『こんぶとろの吸い物』
制作の目的
北大路魯山人が書いた『こんぶとろの吸い物』を読み、小学生の時に初めてとろろ昆布が入った吸い物を飲んだことを思い出した。
箸でとろろ昆布を掴み、トロっと伸びているとろろ昆布の見た目の様子が面白かったこと、そして昆布とろの吸い物の作り方をもっと分かりやすくかつ面白く、今の小学生達にも図解を通して伝えたいと考えたため、この小説を選択した。
作品の解説
作品の中央には目を引くビジュアルを置きたかったこと、とろろ昆布のトロっと伸びている様子と作り方の手順を面白く伝えるために、グラデーションをかけた大きなフローチャートにくびれをつけて配置した。
また、作る手順を説明した文章の文字を読める程度に縦に伸ばすことで、 とろろ昆布が伸びている様子を強調した。
タイトルの「こんぶとろの吸い物」と筆者の「魯山人」は作り方の手順とは分けて、それぞれタイトルは掛け軸にとして右上に、筆者の名前は椀のアイコンの中に入れて左下に配置した。
また、小学生向けにわかりやすい表現にするため、用意されていた文章をやさしい表現に書き換え、書体は丸みがあり親しみの感じられる「筑紫A丸ゴシック」を使用した。また、漢字が読めなくて内容がわからないということを防ぐために、全ての漢字にひらがなのルビをつけた。
使用ツール:
Adobe illustrator
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