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面接いちにち目

いい日でもあったし、どっとつかれた。

行きでは舞さんにばったり会って、相変わらず軟体動物のようと言われて、えーって笑えた。会えてよかった。
珈琲を買って、アランを読みながら、ほどよく到着。迷路のような施設を巡って面接した。最後に面接練習たくさんしましたか?って聞かれて、ほんとうにしてなかったので、とりあえず恐れず正直に機嫌よく、あまりしてませんって答えた。ヘラヘラしてたかな、わかんねーやい。おかげでこれで落ちても悔いはないからよかったとします。
終えたあと、ハンカチを持った国語の男の子(汗だく)とばったり会った。ひえーって言いながら会場を出て、ほがらかに談笑していたら逆向きの電車に乗っていた。空港を眺めて時間をつぶした。ほぼ冗談のような話をした。失敗談ができるひとで、人間らしさがすぐ伝わってきた。

はじめて長く話した友達だけど、自分がもし仮面をかぶった偉いひとだったら、彼にはAやBやCより大きな丸をつけようと思います。一緒にはたらけたら、楽しいだろうな。むしろAのひとってどうなんだろうね、って言ったら、それは社会的にはCだよって言ってて、そうよねって言った。よく伝説のように、清掃の格好をしたひとが社長だった話があるけど、ああいうのは好みじゃないな。どんなひとにも礼儀正しくいることは、大切だと思うけど、清掃の仕事ばかにしてるようでいやだ。世の中の暮らしを一番よくしてるし、なにより掃除って難しいぞ!と思っちゃう。

昨日も、敬語を使えないひとの話で多分少しいらいらしていた。年上であるひとは、およそ何か偉いと思うことにしている。でも、年上だから自分は偉いとは、思わないようにしている。それが崩れているひとを見ると、なんともふつっとしてしまう。

ふつっとしては、わたしはあまり性格がよくないんだなあと自覚してすこし悲しい。それでも、上機嫌でいるようにしている。きいてまなんで、自分で解決できるようにさえできれば。

冗談の中にほんとうはあるし、ユーモアがあればいくらでも上機嫌でいられるような気がする。

とりあえず、明日は電車を間違えないぞ。

#面接

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