旦那ちんが、大好きだったサイパン。

私共夫婦は、よくサイパンのあるホテルに行っていました。まるで家族のように、ホテルに到着すると

「おかえりなさいませ」と出迎えてくれるあの言葉が、旦那ちんは大好きでした。ずーっと亡くなる直前まで

「また、サイパンに行けるかな?」と何度もつい最近まで言っていました。

その願いを叶える事が出来なかった事が無念です。

私共夫婦は、新しい場所にポンポン変えるタイプではなく愛着を持つと通い詰めるタイプでした。

朝、8時過ぎにログハウス風の部屋で、スーパーで買ったオレンジジュースとミルク、そしてパンなどを食べ、日本から持参した緑茶パックを入れたペットボトルとバドワイザー。

部屋番号を書いて、タオルを受け取り旦那ちんがパラソルで太陽光を調整。

私の事を気使う彼は、意外とジャンとルマンです。人にはわかりにくいのがたまに傷ですが。。

この写真は彼が撮ったもので、食い入るように撮っていました。

元、ホテルなどのインフォメーションなども製作していたので映像や写真にうるさかったのです。

「俺なら、こう撮るな~」と延々と話していました。

最後まで、このサイパン

「アクアリゾートにもう一度行きたい」と言っていました。

何年通ったかしら?知り合って18年の中で、アクアリゾートホテルには10年は行っていたような気がします。

今度は、彼の遺灰の参拝も込めて落ち着いたら行きたいと思います。

確か、彼は死んでしまったら「サイパンに灰をまいてほしい」と言っていました。冗談だと思ったのにな。。

日本時間、明日12/3PM14:00彼はダビにふされ本当の旅に出ますので、サイパンで彼を知ってらっしゃいます皆様、出来れば空を見上げて下さい。

念願だった、サイパンに一瞬でも通過出来る事を妻として最後に望む彼の小さな幸福でございます。

本当にありがとうございました。

桐島黒江


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