【前編】FRENZとの出会い&FRENZ 2023参加レポ

初めましての方は初めまして KiRiN(a.k.a kirin)と申します。
今回は、FRENZという映像制作イベントについての記事です。


この記事の目的・書こうと思ったきっかけ

  • 2023年9月16日~2023年9月17日に開催された、『FRENZ』映像制作イベントに関する参加レポと、そもそも私がFRENZを知ったきっかけや思いについてまとめた記事である。

  • 書こうと思ったきっかけとして、10年分の思い出があるものの、今までは、 #FRENZ_JPにて、ブルーバードTwitter実況はよくしていたものの、何か長い文章で伝える機会・思いを書くタイミングが無かったことがある。

    ※当時はブログかwiki以外で、noteのような長い文章を書けるサービスも乏しく気軽にアウトプットしたいと思えなかったのも理由としてはある。

    ※1日の挨拶も、お風呂に入る/入った報告も、くだらないことも、もやもやしたことも、楽しかったこと、悲しかったこと軽率につぶやける、みんながそれに反応してくれる、そんな最高なインターネットで過ごしていた。(俺たちのインターネット・Twitterを返してくれ)

    そんなこんなで、2013年から2023年まで、10年分の思いを1つの記事にまとめると、長くなってしまいそうなので、下記の3部構成にしようと思う。

  • 「前編(FRENZとの出会い)」←イマココ

  • 「中編(FRENZに出展してみた話)」

  • 「後編(コロナ禍を経てFRENZ2023に至るまでの話)」

駄文ですが、どうか暖かい目でお付き合いくださいませ

FRENZとは

インターネットで活動する映像作家による新作映像を上映する「映像ライブイベント」
ミュージックビデオやストーリーもの、モーショングラフィックス、実写、コマ撮り、3DCG作品などなど、様々な手法・ジャンルの映像が上映され、創作に対する刺激や感性が揺さぶられるような映像を一度に見られる、「すごくお得な(?)」イベントなのである。

2009年から開催され、これまで毎年かならず新宿にあるトークライブハウス「LOFT PLUS ONE」で開催されている。

COVID-19により、2020年と2021年は中止となりましたが、15年続く歴史のあるイベント、毎回運営スタッフは有志であるので、「FRENZ」をやりたい熱い思いには毎回、感服するものである。

私もかつて、「FRENZ 2018」「FRENZ 2019」「FRENZ 2022」と出展したことがあり、一般参加者でもあり、出展者の一人でもある。
出展作品については、私のYouTubeチャンネルを見てほしい。
(FRENZ 2022作品については、現時点では非公開)

ちなみに運営スタッフとしてではないが、過去に1%未満の些細なことを手伝ったことがある。
会場は携帯の電波が入り辛く、FRENZ専用フリーWi-Fiを提供していたことがあり、その導入にあたって本業(ネットワークエンジニア)としてほんの少し知見を提供した。
本業の知見がFRENZに少しでも貢献できて、良かったことを覚えている。

  • こちらが今年のFRENZサイト、年々Webのクオリティも進化している。

FRENZに参加したきっかけ

今年のFRENZレポに入る前に、私がFRENZを知り、参加することになったきっかけを話そうと思う。

時は2012年頃まで、遡る

当時はニコニコ全盛期の時代(ランキングを毎日眺めては、新しいVOCALOIDの作品や様々な創作物・ニコニコ技術部などの動画を掘り出していた)で、例に漏れず私(当時高校生)もその一人のニコニコユーザだった。

もう10年も前のことになるので、おぼろげな記憶もありつつ、私はある日1つの映像作品に出会った。

それは、Mitchie_Mさんの楽曲「FREELY TOMORROW」のミュージックビデオを作ったという、「yama_ko」さんの作品である。(調教すげぇ 懐かしい)
10年経った今でも色褪せない、気持ちの良いモーショングラフィックス&キネティックタイポグラフィ作品なので、是非見てほしい。

そんなyama_koさんという映像制作者を知った日から、また幾ばくかの期間が経った時(おそらく2013年頃)、作品マイリストを巡回しているとこんな作品があることを知る。

FRENZ…?とはいったい何なのか

なんかゴ〇ゴを模したキャラクターが、飛んでいるぞ…?

煌びやかな映像と謎のキャラクターが気になり、FRENZについて・ゴノレゴ(ポエ山さん)について調べたり、2013年やそれ以前のFRENZオープニング映像や公開されている作品などを掘り下げていくうちに、「私も行ってみたい」と思うようになったのである。
(FRENZを紐解くうちに、自然と吉野家コピペ・ゴノレゴについて理解するのは、当然の流れだと思っている)

ついに、FRENZに初参加

さて、FRENZについて調べたはいいものの、2013年の私は一介のまだ何者でもない高校生。名古屋に住んでおり、とてもじゃないが東京に行くようなお金は持っていない。
当時は、FRENZ影響もあり「AviUtl」というフリーの映像制作ソフトで遊びつつ、社会人になったらFRENZに行ってみようと思っていた。

そして2014年から社会人となり、その年は夏に最終の研修&配属があり参加できず、初めて一般参加したのは2015年でした。

当時の看板 この年はロフトプラスワン20周年

FRENZ 2015 昼の部 第一部のトップバッター「鑓田(alpha complex)」さんの作品「Engine」で、FRENZに来た実感と共に文字通り「エンジン」がかかった、これから長い祭りが始まるんだ・・・という高揚感をよく覚えている。

この年は
「映像制作を助けてくれ(杉本君さん)」
「Dreadnought(iimoさん)」
「ひわいさん(体重150kg~略)」
「公園のトロイ(MATSUMOさん)」
「11月23日に生まれて(oloさん)」など、今振り返れば最前線に立っているような映像制作者の作品全部盛り合わせで、なんとも贅沢な初参加であった一面もあれば、今では映像作家100人に選ばれるほどの「駿さん」の初出展も2015年…凄い年だ

上記も含めた素晴らしい作品の数々は、FRENZ 2015のホームページ(以下リンク)から飛ぶことができるので、見たことがない方はそちらから飛んで頂きたい

そして初回で、魔境と呼ばれる深夜のOP「TAKE OFF」はアガる。機能美pさん最高
テクノ落語「月は無慈悲な寄席の女王」の言葉遊びが面白すぎて、何度もリピートしていた私としては、とてもうれしい。

初めての深夜で今までに味わったことがないディープな時間を過ごし、そうして初めてのFRENZはかくして終わったのである。

深夜明けの朝の景色が凄く清々しく、疲れているはずなのに良い刺激を得て身体全体が喜んでいるという、不思議な感覚であった。

そうそう、写真を見返していると、こんなこともあったねというのが
_ksさんの「Rain」という作品のTシャツを頂いたことである。

当時のFRENZには、入場時にくじの番号が配布され、くじ引きに当たれば登壇者が持ち込んだグッズを頂けるという企画(※)があったのだ。
※当時は今のように出展競争が激しくなく、尺に余裕があったからこそできた企画
※近年は映像の出展上映を1つでも多く上映するため、行われていない

_ksさんの作品も以前から観ており、「FRENZっていいな」って思うことのできた出来事の1つである。

_ksさんから実際に頂いたTシャツ

前編、ここまで
また次の記事が出ましたら、お会いしましょう。

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