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先生はいつも私に

きりには、お金が理由で好きなことをやることをやめて欲しくないんよ

自由に好きなことだけをやれ!
責任は俺とゆめがとる!

と言ってくれてました。

その時はいつも好きなお酒を飲んで上機嫌でした。

地元石川県と隣の富山県にある
美味しい食べ物の話をたくさんしてくれました。

手にあまり入らない美味しいものも
たまに私に分けてくれたりもしました。

先生にはやりたいこと、構想がたくさんあって

これしたらめっちゃおもろくない?きり、どう?
俺らでこれやろうよ!良いと思うけどなー。

これから作る明るい未来の話を
一緒に作ろうと言ってて
私もそうなるんだろうと思っていました。

きりは俺にとっちゃ娘みたいなもんなんだから
産みの親には恵まれなくても育ての親は俺なんだぞ!
めちゃ恵まれとるやん!!違うか(笑)

今の私を作り出してくれたのは紛れもなく先生で
自分を許すこと、過去を許すこと、親を許すこと
誰かが悪いわけじゃないこと、感謝をすること、

たくさんのことを私に伝えてくれて
出来てなくても出来るまで待ってくれて

自分ではどうしようもなかった地獄から
引っ張り上げて居場所を作ってくれました。


私以上に私のこれからの未来に希望をもって
この世界で生きることは素晴らしいと、

死にたいと思っていた私に
生きることも悪くないんじゃないかと、

そう私に伝え続け実感を持たせてくれました。


一緒にうちでお酒飲みながらご飯食べて
私のこれからやった方がいいことを
話してるボイスメモから1年も経ってなかった。


ご飯行こうって約束してたし
今年作った柚子胡椒だって渡せなかったし
去年体調不良で一緒に食べられなかったおせちも
一緒に食べてダラダラするつもりだったし

まだ一緒にやりたいことはたくさんあったし
同じものを食べて、同じものを見て、
一緒の時間をすごしたかった。


うちにある先生の私物が遺品になった。
もう履く人がいない靴が玄関にある。


しんどいなー


今日はお通夜。
その前に頭にあることを出しときたかった。

お通夜とか行きたくないー
本当は生きてることにしときたいし

ありえないけど
復活するんじゃないかと思ってる。

やだなー

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