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僕にとって映像とは。

こんにちは。
山梨に拠点を置きながら各地で映像を作っています。Kiriです。

今回は、フリーランスの映像クリエイターとして活動している僕の、
・僕にとって「映像」とは
・「映像」を仕事にした理由
を記していきたいと思います。

早速いきましょう。

1、僕にとって「映像」とは

すばり、一言で言うとこれです。

時間を資産化できるもの

今でこそ仕事として映像を取り扱うようになり、
時間を思い出として残すことにあまりフォーカスを当てずにカメラを握っている瞬間もありますが、
やはり映像にのめり込んだ最初の決め手となったのがこれでした。

思い出を見たまんまの景色や音で綺麗に残すこと。

これが写真ではなく、映像にでしかできないことだと思い、
学生時代に友達との時間を映像に残し、作品として残していくうちに
一気に映像の世界に引き込まれました。

目の前の瞬間を綺麗に後世に残したいのは誰しもが思うこと。
僕はそれを自分のためにはもちろん、
関わりのある人たちみんなの時間も、僕がカメラを握り
ディスプレイと睨めっこすることによって
綺麗に、ドラマチックに後世へ残してあげたいのです。

アニメーションや3DCGなどといった分野も市場としてはかなり熱いかもしれませんが、
今はまだそこに僕は大きな魅力を感じていません。

「稼げる仕事」としてそのニーズは少なからずあると思うのですが、
僕はその分野より、人やそこに生まれるかけがえのない時間を切り取り、
作品化して額縁に飾りたい、そんな風に考えています。

2、「映像」を仕事にした理由


の内容と少しかぶるところもあると思いますが、
単純な理由で言うと「好き」であり「得意」だからです。

どれだけ映像が好きなのかと言うと、
例えば車を運転している時、ふと遠くを見ると、
夕暮れ時、親子が夕日に向かって手をつないで歩いている景色
を見たとします。

その瞬間僕はその景色にあうBGMを連想しながら、
例えば、
・つないでいる手が画面いっぱいになるカット、
・親子それぞれが顔を見合わせるカット、
・長く伸びる二つの影が歩いていくことで徐々に画面からフェードアウトしていくカット、、、など

というふうにさまざまなカットと
連想させたBGMに合わせたカットを考えてしまうのです。笑
これは例えばの話ではありますが、
ふとした時間にこそ撮りたい瞬間は眠っているので、
常に映像にアウトプットするためのアンテナを張っていなければいけなくて、きっとそれらはそのアンテナを張ることによって生まれる副作用的なものなのかなと最近気づきました。
職業病というやつでしょうか。

でもこれって、すごい幸福度の高い思考かなと自分では思っていて、
それは、常にそういう他愛のない、なんでもない時間や景色の中で
「幸せな瞬間」を探そうとしていることなので、それをしていると
他の人が気にかけないような人の表情や動作までも発見することができます。
そしてそれをいざ映像に起こした時に感動を産むものができるのかなと思っています。


普段からこの思考を持って、かけがえのない瞬間探しみたいなことをしていると、実際に作品として、仕事として完成させた暁にお客様にとても喜んでいただけたことをすごく鮮明に覚えています。

その時、僕は「映像」を一生の仕事にしていきたいなと思ったのです。



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