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"Ansnam reverrun (アンスナム リヴァーラン)" リブ、エルボーパッチ、愛嬌、オマージュ


Ansnam riverrun

ANSNAMのニットラインである"riverrun"
春夏のニットは素敵だったけどオーダーしそびれて、秋冬のニットももちろん素敵だったので今度こそ、とオーダーしました。
多少仕様も選べる様になっていたが、あまり特別なことはしすぎずに。


リブのセーター。
一周、どころか二周回って素敵だなと思える。
フィッティングは程よく緩い感じ。

開きすぎないクルーネックと、ハイネック気味の2型です。


若き日のセルジュ

素材はスーパーファインメリノ。チクチクしない、柔らかい、暖かいウール。マリンなディティールの首元にボタンがついたセーターは若き日のセルジュ・ゲンズブールも着ていたし、ボタンを一つ、二つ外してだらっと着るのはなんとなくおパリっぽいノンシャランなイメージ。
サイズは程よく引き締まって、それでいて身幅の広いボクシーなシェイプ。
それでいて、形や袖周りは引き締まっているのでジャケットのインナーにも重宝しそうです。
最近の大きめなニットシーンに飽きてきた僕たちにちょうどいい空気感。

一つ一つ見た目が少しずつ違うボタンは、アコヤ(真珠貝)を裏にして使っているため。
茶目っ気がいい。

マイクロスエードのエルボーパッチ。
そもそもエルボーパッチっていうものを避けてきた気がする。
"おじさん"に片足を突っ込んでいる今、こういう渋くて可愛いディティールを急に取り入れたくなってきた。

ついでに片裾ポリクログランテープ
地味にクラシックな仕様。

バックネックのダブルステッチが可愛い。
これはTシャツとかでは結構やるディティールで、あんまりニットではやらない縫製仕様なんですが…
中野さんがその昔恋焦がれた(?)今は亡きフランスのスーパーモデル、ステラ=テナントが着ていたTシャツのオマージュなんだとか。素敵ですね、こういうの。
自分の作品に愛のある想いを載せた感じ。
このセーターに異常に惹かれたのは、そういうところもあるのかも。
僕も山口小夜子さんへのオマージュを捧げた何かとか、作りたいものです。



写真は175cm/60kgでサイズ4

再三言ってますが、こういうセーターは、そろそろインナーにシャツを着たいですね。少し長い袖を、シャツと一緒にひと捲りして。

第一感では白や水色のきれいなシャツにパンツは色の抜けたデニムですが、可愛げのあるセーターなのでFendartみたいなトラウザーズもいいかも。そういう時はシャンブレーやデニムシャツをインナーにしたい。


シャツの上に着て、ジャケットを着てもギリ大丈夫なくらいの、ちょうどいい肉感です。
あったかいし、柔らかいし、ちくちくしない。言うことなし。


今までお店として、黒を避け続けてきましたが、なんとなくこういうベーシックな冬物は黒があった方がお店的にも引き締まるなーと思って少量ですがご用意しております。
エルボーパッチとボタンのおかげでモードにならない抜け感があって、黒の使い方としてはこういう感じが好みかなあ今は。

ご紹介前に売れちゃったサイズとか、自分で一着買ったりしましたが、まだもう少しご用意ありますので、ぜひ店頭/通販でも。

ノンシャランで少し野暮ったい可愛げのあるイメージは今までの流れを引きつつ、オーバーサイズに慣れきった体を少し引き締めてくれる一枚です。



菊池健斗


菊池健斗



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