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最近読んだ本

最近読んだのは


浅倉秋成
六人の嘘つきな大学生

最終段階まで生き残った6人の就活生が、協力して最後の関門に挑む話から始まる。
就活という特殊な環境、最終選考者同士という絶妙な距離感。
伏線が徐々に回収されて面白い。
就活システムの矛盾や、採用される側と採用する側の意識のギャップなど
一気に読める。

井川香四郎
じゃこ天狗もんなか紋三捕物帳
富岡八幡宮の近くで「じゃこ天」を売る天婦羅屋、伊達宗之介は元剣術指南役でありながら、逞しさが微塵もない、どころか取り柄が何もないような浪人。娘の千春にまで説教される有様の宗之介だが、岡っ引の紋三が探索にのりだした猿江の殺しにつながる一件で江戸中が喝采する天晴れなことをやりとげる。大岡越前守から直に十手を預かる門前仲町の紋三親分とふだんは頼りないことこの上ない伊達宗之介の涙と笑いの捕物帳。小気味よい4話。

上田秀人
将軍家見聞役 元八郎
 竜門の衛
吉宗将軍時代の、南町奉行大岡越前守の下で働く同心三田村元八郎。次期将軍を巡る闇の世界に巻き込まれて行く。吉宗の意を汲む奉行と、隠居している父により、反勢力との闘いの前面に立つ。将軍の親政に疲れが出てき、そこに老中松平が勢力を伸ばし、嫡子家重への次期将軍が難しくなってきた。老中は朝廷へ手を伸ばし、家重を将軍とするには不適格とする運動を画策する。ここに元八郎の妹、由の出生の秘密が浮上して来る。示現流剣士、甲賀の忍びが絡んで物語は進む。

あっという間に読み終えた。

やっぱり本が好き

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