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4月23日は、慶応義塾が移転開校した日&国際マヌルネコの日&国際マルコーニ・デー&地ビールの日&YouTubeに初の動画が投稿された日&サン・ジョルディの日

【慶応義塾が移転開校】

1871年4月23日(旧暦:明治4年3月4日)、慶應義塾大学の前身にあたる慶應義塾が、当時の東京新銀座(現:港区浜松町)から港区三田に移転されました。

慶應義塾は、福澤諭吉氏が藩命により、中津藩中屋敷内(現:東京都中央区明石町ら辺)に設けた蘭学塾が始まりとされています。

開塾:1858(安政5年)11月18日。

当時の日本では、西洋医学や外国言語の習得には蘭学が主流となっていて、福沢諭吉氏もオランダへ留学し、西洋の近代文明に触れ、その影響から日本の近代化を強く志すようになり、蘭学塾を開塾。

しかしその後、横浜港を訪れた際に、世界ではオランダ語ではなく、英語が広く使用されている ことを知り、渡米を決断。

渡米中の世界感覚から幕府の旧体制を批判し、新しい日本の形を提唱しました。

その一環で、学問の目的は、「世のため人のために役立つことだ」と説き、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という教育理念は、今日も慶應義塾に留まらず、多くの教育機関に受け継がれています。

そして、この日は、慶應義塾大学開校記念日として制定されています。


【国際マヌルネコの日】

丸い目、丸めの耳、短めの手足、モフモフした毛並み、カクカクとした動作で、愛くるしい独特な見た目が特徴のマヌルネコの認知や、保護、環境保全を目的に、マヌルネコ保護団体(PICA)が、4月23日に記念日を制定しています。

国際表記:International Pallas’s cat day manul cat

《マヌルネコ》
表記:manul cat
語源:モンゴル語
意味:小さい野生ネコ

マヌルネコは、ネコ科動物の中ではもっとも古い種で、猫には珍しく、酷暑や氷点下にも強い特性があるものの、これまでの生息環境では雑菌が少なかったため、感染症には極端に弱いとされています。

そのため、飼育下での繁殖は、専門家でないと非常に難しいことから、将来的な絶滅の危険性が高い野生希少動物とされています。

あまり一般的にはお目にかかりづらいマヌルネコですが、近年ではYouTubeにアップされた「マヌルネコのうた」が人気と注目を集めていて、併せて、環境保全や認知が提唱されています。

《那須どうぶつ王国公式》
https://youtu.be/5YLSP6b6yHg?si=I0uERkFJ_BIMpzmJ

マヌルネコは日本国内だと、
那須どうぶつ王国:栃木県
埼玉県こども動物自然公園:埼玉県
旭山動物園:北海道
東山動植物園:愛知県
神戸どうぶつ王国:兵庫県
上記で飼育されていて、各動物園ごとに、ちょっとずつ違った特徴を持つマヌルネコの姿を愛でることができます。


【国際マルコーニ・デー】

1885(明治18)年4月23日、グリエルモ・マルコーニ氏が自宅の窓からモールス信号で、2.4km先の無線通信に成功しました。

これが、世界初の無線通信だったことにちなんで、国際的な記念日として制定されています。

国際表記:International Marconi Day

同氏は、翌年にアメリカへ渡り、技術をさらに昇華させ、大西洋横断である3,600kmの無線通信に成功しています。

その功績が認められ、1909(明治42)年にはノーベル物理学賞を受賞するなど、マルコーニ氏の発見や無線研究実験は、今日でも多くの機器に活用されています。


【地ビールの日】

1516(永正13)年4月23日に、当時のバイエルン国王・ウィルヘルム4世が発布した「ビール純粋令」により、水、ホップ、大麦、小麦の麦芽酵母だけが、ビールの醸造に使用することができる とされました。

このことが、世界で初めてビールとは何かを明確に定義したものだったことにちなんで、日本地ビール協会を中心とした地ビールの日選考委員会が、日本の記念日に制定しています。

「ビール純粋令」が出されたドイツでも、4月23日は「ドイツビールの日」として記念日が設けられています。

《地ビール》
元々は、定められた年間醸成量を醸成する小規模な醸造所で作られたビールを指していましたが、近年では、地元の小規模な醸造所で作られたビールの意味合いが強く、その土地でしか飲めない(買えない)ビールのイメージが定着しつつあります。

また、広義の意味では、クラフトビールも地ビール扱いになりますが、クラフトビールは小規模で生産されるビールを手工芸品(craft)に例えて使う言葉のため、狭義の意味では、ビール職人のクラフトマンシップが詰まった手造りビールを指す言葉です。


【YouTubeに初の動画が投稿される】

2005(平成17)年4月23日、動画投稿サイトYouTubeに、初の動画が投稿されました。

動画は「Me at the zoo」という、YouTube設計者のひとりが動物園に行った際に撮影した(投稿テスト用の)動画でした。

《YouTubeに初めて投稿された動画》
https://youtu.be/jNQXAC9IVRw?si=p9OxOo80rNrRQ67m

この投稿は、今や多い時で、1日100万動画以上アップロードされている巨大動画共有サイトの幕開けでした。

YouTubeは、後にGoogleに買収され、今日では、YouTubeへ動画投稿し、その動画再生数に応じた報酬が発生する、YouTube活用ビジネスが世界的に展開されています。

加えて、スマホやタブレットを含むデバイスの進化によって、動画編集に関する専門的な知識があまりない人でも、気軽に動画を投稿できるようになったこともあり、多くの世代で活用されています。

2010年代以降には、ユーチューバーと呼ばれるYouTubeに動画投稿することで発生する収益で生活を賄うユーザーが急増し、世界のトップユーチューバーは、月間で数億円稼ぐ人もいることがニュースでも取り上げられるようになるなど、昨日まで全くの無名だった一般人でも、一夜にして世界的な有名人になれる夢のあるプラットフォームです。


【サン・ジョルディの日】

スペインのカタロニア(カタルーニャ)地方では、守護聖人サン・ジョルディを祭り、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを、それぞれ贈る風習がありました。

また、4月23日は、「ドン・キホーテ」を著したスペインを代表する小説家ミゲル・デ・セルバンテス氏の命日[1616(元和2)年4月23日]でもあるため、スペインでは「本の日」とされていて、街中で多くの市が開かれています。

日本でもこの風習を広めるため、日本書店商業組合連合会、日本カタルーニャ友好親善協会が記念日に制定していて、提唱活動が行われています。


(以上、ネット検索より)

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