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6月23日は、昭和新山が誕生&徒歩による北極横断に世界初成功&沖縄慰霊の日&オリンピック・デー&国連パブリック・サービス・デー

【昭和新山が誕生】

1944(昭和19)年6月23日、北海道壮瞥町(そうべつちょう)にある、有珠山東麓の畑地が噴火による隆起の影響で、「昭和新山」が誕生しました。

前年から壮瞥町近辺では地震が相次いでいて、噴火の予兆はあったものの、畑地からの噴火は非常に珍しく、その高さは398mまで噴き上げたとされています。

また、噴火跡が、ここまではっきりと残るのも大変稀とされていて、周辺一帯は、支笏洞爺(しこつとうや)国立公園として、国の特別天然記念物に選定されています。

加えて、地球科学的にみても重要な価値を持つ遺産であり、日本ジオパーク、世界ジオパーク、それぞれに選定されています。

ジオパーク=地球科学的に意義のある景観を、保護、教育、持続可能な開発のすべてを含んだ、総合的考え方によって管理されている1つのエリア。


【徒歩による北極横断に世界初成功】

大場満郎(みつろう)氏

単独徒歩による北極横断に挑戦していた冒険家の大場満郎(みつろう)氏が、現地時間1997(平成9)年6月23日に終着とされたカナダ・ワードハント島に無事到着。

実に4度目の挑戦で、世界初の北極横断成功を収めました。

極寒の大地を徒歩で横断することには、冒険心以上の忍耐力と精神力が必要とされ、大場氏は寒冷地での生活や、サバイバル技術を科学的に会得。

徹底して肉体面・精神面を鍛え挑んだ挑戦での成功は、世界的にも大きく取り上げられ、称賛の声で溢れました。

大場氏は、南米アマゾンの約600kmいかだくだり:1983(昭和58)年、グリーンランド1,400km単独歩行:1985(昭和60)年にも成功していて、日本を代表する世界的な冒険家のひとりとして、活躍を続けています。

また、世界的には環境保護活動家としても知られ、実績を誇示することない謙虚な姿勢で語られる言葉は、多くの方々の胸を打っています。


【沖縄慰霊の日】

太平洋戦争時の1945(昭和20)年、本土襲撃を受けた沖縄県では、約80日にも及ぶ地上戦が行われていました。

が、同年6月23日に軍司令官らが自決し、組織的戦闘が終結。

この約80日間に20万人もの尊い命、沖縄の文化財、自然の多くがことごとく失われてしまったことに対する慰霊や平和を祈念することを目的に、当初は組織的戦闘が終わった6月23日を「住民の祝祭日」として設けていました。

後日、沖縄県条例にて、「沖縄慰霊の日」と改称され、全国的な記念日として再制定されています。

ただ、軍司令部が自決した日は6月22日だったのでは?との見方があることに加えて、軍司令部の自決自体を知らされなかった兵士たちは、その後も沖縄本土防衛のため、必死の抵抗戦を続けていたこともあり、司令官自決の日を慰霊の日と定めることに対しては、疑問視する声も多数挙がっています。


【オリンピック・デー】

1894(明治27)年6月23日に、国際オリンピック委員会が、フランス・パリで創立されたことにちなんで記念日が設けられています。

International Olympic Committeeの頭文字をとった、通称「IOC」と呼ばれています。

この年のIOC会議では、オリンピックの復興を目的として、1896(明治29)年に、ギリシャ・アテネで第1回(近代)オリンピック大会を開催することが決議されました。


【国連パブリック・サービス・デー】

国連総会決議にて、6月23日に国際デーとして記念日が制定されています。

国際表記:United Nations Public Service Day

国連加盟各国に対し、6月23日は、公共サービスを設置・実施する重要性を広く認知していくための活動が提唱されています。

また、各国公務員の仕事を認識し、若者が将来的に公共部門でのキャリアを追求するための運動も展開されています。

公共サービス=政府から市民に対して提供されるサービスのことで、納税額や社会的立場等関係なく、各地域全員に提供されるべきものと定義されています。

《一例》
放送、教育、医療、消防、図書館、各種交通、環境保護、などなど。


(以上、ネット検索より)

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