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7月12日は、弥生時代の銅剣358本が見つかる&マララ・デー&ラジオ本放送の日&人間ドックの日&新産業都市と工業整備特別地域がそれぞれ指定

【弥生時代の銅剣358本が見つかる】

1984(昭和59)年7月12日、島根県斐川町(ひかわちょう)にある荒神谷(こうじんだに)遺跡から、弥生時代のものと目される「銅剣358本」が発見されました。

発見された銅剣は、長さ:約50cm前後、重さ:約500g で、そのどれもがほぼ同じ大きさ・重さだったことから、当時の鋳造技術の高さが伺える貴重な史料です。

加えて、それまでに全国で発見された銅剣の総数よりも多い数が、一つの遺跡群から出土したことも大きな話題を呼びました。

銅剣が出土した一帯は、荒神谷史跡公園として整備されていて、公園内には、荒神谷博物館も建設され、発見までの経緯や歴史的見地をうかがい知ることができます。

また、発見された銅剣は、全て国宝に指定されていて、他の出土品と合わせて、島根県立古代出雲歴史博物館に常設展示されています。

そして、この日は、発見された町名を冠して、ひかわ銅剣の日として記念日に制定されています。


【マララ・デー】

パキスタン出身の女性人権運動家で、2014(平成26)年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ氏を賛える日として、同氏の誕生日(1997[平成9]年7月12日)を祝して、7月12日に記念日が設けられていて、国際デーのひとつです。

国際表記:Malaladay

マララ氏は、11歳のときにタリバンの武装勢力による女子校の破壊活動を、英BBC放送のブログに投稿し告発。

上記が原因となり、彼女自身も攻撃対象とされてしまい、14歳のときには銃撃による被弾を受けてしまうことに。

それでも、(宗教的、概念的考えを超えて)すべての子どもに教育をと発信し続けました。

ノーベル平和賞受賞後も、その姿勢は変わることなく、女児の教育を求める闘いの国際的なシンボルとして、今日でも同氏の活動は続いています。


【ラジオ本放送の日】

東京放送会館

1925(大正14)年7月12日、東京放送局(現:NHK)がラジオの本放送を開始したことにちなんで記念日が設けられています。

ラジオ本放送は、1日の放送時間:約5時間、受信契約数:約3,500件で、仮放送からの流れもあり、新しい娯楽として人気を博しました。

また、当時ラジオの受信は有料契約で、コーヒー1杯:約30円、うどん、そば1杯:約15円、ビール瓶1本:約130円の時代に、ラジオ月額受信料は1円と、破格の料金体系で利用することができました。

《余談》
ラジオの仮放送が始まったのは同年の3月22日のことで、同日は放送記念日として制定されています。


【人間ドックの日】

1954(昭和29)年7月12日に、国立東京第一病院(現:国立国際医療研究センター病院)で、日本初の人間ドックという名の検査が行われたことにちなんで、記念日が設けられています。

人間ドックの名称の由来は諸説あるものの、自身の身体の悪いところや健康状態の検査を行うことから、船の修繕を行う場所の意味で使われる「dock(ドック)」を病院に、治療検査を行う船を人に見立てて使われるようになった言葉とされています。


【新産業都市と工業整備特別地域がそれぞれ指定】

全国総合開発計画の一環として、1962(昭和62)年に制定された「新産業都市建設促進法」に則り、1963(昭和38)年7月12日に、日本の新たな産業開発地点として、新産業都市:13ヵ所、工業整備特別地域:6か所が正式に指定されました。

その地域の開発発展の中核を担うべく指定された場所は、
[新産業都市 ]
道央地域:北海道、八戸地域:秋田県、仙台湾地域:宮城県、磐城・郡山地域:福島県、新潟地域:富山県、松本・諏訪地域:長野県、岡山県南地域:岡山県、徳島地域:徳島県、東予地域:愛媛県、大分地域:大分県、日向・延岡地域:宮崎県、不知火・有明・大牟田地域:熊本県、佐賀県:福岡県

神戸医療産業都市

[工業整備特別地域 ]
鹿島地区:茨城県、東駿河湾地区:静岡県、東三河地区:愛知県、播磨地区:兵庫県、備後地区:広島県、周南地区:山口県

上記一部地域は現在でも稼働していて、その雄大かつ広大な景観は、観光名所、夜景スポットとして、近年人気を集めています。


(以上、ネット検索より)

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