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7月4日は、「不思議の国のアリス」が刊行&アメリカ独立記念日&シーザーサラダの日&梨の日&日本初の火星探査機「のぞみ」が打ち上げに成功

【「不思議の国のアリス」が刊行】

1865(慶応元)年7月4日、ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」が刊行されました。

大学講師だったドジスン氏は、1862(文久2)年のある時、同大学の学寮長の3人の娘と川辺に散歩に。

散歩がてら、ドジスン氏が思いつくままに話したおとぎ話に、それを聞いていた3姉妹の末っ子・アリスがすっかり気に入り、本にして欲しいと、ドジスン氏にせがんだことが著作のきっかけでした。

ルイス・キャロル=ドジスン氏のペンネーム。

刊行後、「不思議の国のアリス」は多くの人の心を掴み、世界的な作品として、日本でもファンは多く、今日でも読まれ続けている作品のひとつです。


【アメリカ独立記念日】

イギリスの植民地として長く支配下にあったアメリカが、独立戦争で勝利をつかみ、1776(安永5)年7月4日に、「独立と自由の宣言」を行ったことを祝福する日として、記念日が設けられています。

併せて、トーマス・ジェファーソン、ベンジャミン・フランクリン、ジョン・アダムズらによって作成された独立宣言書が発表されたことで、アメリカ合衆国が誕生しました。

ちなみに、アメリカがイギリスの植民地となったきっかけとされる、イギリスの探検家ウォルター・ローリー氏がアメリカに上陸したのも、1584(天正12)年の7月4日でした。

1776(安永5)年以降、アメリカでは7月4日を「独立記念日(インディペンデンス デイ)」として、自由を祝う祝祭が国を挙げて行われています。


【シーザーサラダの日】

1924(大正13)年7月4日に、メキシコ・ティファナにあるホテル「シーザーズ・プレイス(Caesar’s Place)」で、ロメインレタスをメインに、パルメザンチーズやクルトンなどの材料をかき集めて即興サラダを作ったことが、シーザーサラダの起源とされていることにちなんで、食品関連事業を展開しているキューピー株式会社が、7月4日に記念日を制定しています。

シーザーサラダが作られた日は、「アメリカ独立記念日」でもあることから、7月4日には、星条旗の色を模したシーザーサラダが提供されるところも見受けられます。


【梨の日】

梨の生産が盛んな鳥取県の「二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が、な(7)し(4)の語呂合わせにちなんで、7月4日に記念日を制定しています。

梨は、弥生時代ごろに中国から伝わったとされていて、古くから親しまれている果物のひとつです。

以後、青梨、二十世紀梨、菊水、赤梨、幸水、豊水といった日本独自の品種も、数多く登場しています。

松戸覚之助(かくのすけ)氏

《余談》
今日、品種改良で梨にもたくさんの品種が登場していますが、二十世紀梨は、全国各地に普及した唯一の青梨で、1888(明治21)年に、千葉県松戸市に住んでいた13歳の少年・松戸覚之助(かくのすけ)氏が、親族宅のゴミ捨て場に捨てられていた苗をたまたま発見し、その後、父親と独自に栽培を研究したのが始まりと言われています。

約10年近くの試行錯誤の末、親子は見事、苗木から果実の精製に成功。

当時、外務大臣や首相を歴任していた大隈重信氏も、この梨の栽培成功の話を聞き、実際に食したところ、大変甘美で至極美味と、その味を高く評価しています。

また、松戸覚之助親子は、希望する農家に快く苗木を分け与えたところ、譲り受けたひとりが、1900年代に入って、新世紀における代表的な品種になるようにとの願いを込めて、「二十世紀梨」の名がついたとされています。


【日本初の火星探査機「のぞみ」が打ち上げに成功】

1998(平成10)年7月4日午前3時26分、日本初の火星探査機「のぞみ」が打ち上げに成功しました。

「のぞみ」の打ち上げ成功は、日本初の火星探査機だったこともあり、当時、小中学校の教科書に取り上げられ、広く国民の期待を集めた出来事でした。

「のぞみ」は、火星まで約1,000kmまで接近したものの、機器の故障や不慮のトラブルもあり、最終的に火星周回軌道への投入を断念しています。

機器のトラブルから「のぞみ」との電気信号が途絶え、地球との交信ができない状態ながら、今なお「のぞみ」は、火星とほぼ同じ軌道を周り続けていると考えられています。

(以上、ネット検索より)

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