5月8日は、コカ・コーラが発売開始&ヨーロッパ戦勝記念日(VEデー)&世界赤十字デー&松の日&紙飛行機の日
【コカ・コーラが発売開始】
1886(明治19)年5月8日、アメリカ・アトランタの薬剤師ジョン・ペンバートン氏が、炭酸飲料水「コカ・コーラ」を発売しました。
当時のアメリカでは、コカインは麻薬とは考えられておらず、コカイン×アルコールの飲み物は、うつ状態が劇的に改善し、活力がみなぎるとして人気がありました。
が、同時期に、激しい禁酒運動が起こったこともあり、代用飲料を模索していたジョン・ペンバートン氏は、ある時、コーラの原液と水の調合テストで、誤って炭酸水を使ってしまったことから、偶然的に誕生したのが「コカ・コーラ」だとされています(諸説あり)。
その流れもあり、販売当初は、アルコールに代わるコカイン入りの炭酸飲料水の薬として扱われていました。
コカ・コーラは販売直後から、医師、学者、弁護士をはじめとした上流階級層に支持され、戦争で負傷した兵士たちにも圧倒的な人気だったことから大ヒットを記録し、一気に国民的飲料となりました。
《備考》
1886(明治19)年:コカ・コーラ販売開始:このときはコカイン入り
1903(明治36)年:コカイン除去:国民的不安への対応としてコカ・コーラからコカインが除去
1922(大正11)年:法改正:アメリカでコカインの使用が法律で禁止
時代に沿った改良が行われているコカ・コーラには、正確なレシピを知る人物は重役や極めて限られた数名だけ、改良されている経緯の一部が謎といった多くの都市伝説があり、これらは、英語で民間伝承を意味する「フォークロア(folklore)と掛けて、コークロアと呼ばれ、人々がコカ・コーラに興味を引く一因でもあります。
《サンタクロースの服装》
サンタクロースの服装が赤と白のイメージが強いのは、コカ・コーラ社のコーポレートカラーを使用してサンタクロースのイラストを描き、キャンペーンを行ったことがきっかけで、同キャンペーンが世界的にも広まって、今日に至ると公式にて紹介されています。
【ヨーロッパ戦勝記念日(VEデー)】
1945(昭和20)年5月8日、第二次世界大戦を起こしたドイツが、連合国軍の降伏文書に調印。
この調印をもって、ドイツの無条件降伏が成立し、主に連合国だったヨーロッパ諸国における勝利が確定したことから、5月8日は戦勝国を中心に、VEデーと呼ばれています。
正式名称:Victory in Europe Day
連合国軍は、ドイツが降伏した後も、日本との戦争が続きましたが、同年8月14日に、日本政府が降伏を受け入れる「ポツダム宣言」を受諾。
同年9月2日に調印が成立したことで、第二次世界大戦は完全に終結しています。
このことから、主に欧米では5月8日の「VEデー」と区別して、9月2日はVJデー、または対日戦勝記念日とされています。
正式名称:Victory over Japan Day
【世界赤十字デー】
赤十字の創設者アンリ・デュナン氏の誕生日(1828(文政11)年5月8日)にちなんで、5月8日に国際デーとして記念日が制定されています。
国際表記 World Red Cross and Red Crescent Day
1859(安政6)年に、イタリア北部で起こったソルフェリーノの戦いで、多くの死傷者が放置されたままの惨状に胸を痛めた同氏は、敵味方の区別なく、苦しむ兵士を助ける中立な博愛団体が必要 との理念から赤十字を創設。
正式な設立は、赤十字国際委員会の前身にあたる国際負傷軍人救護常置委員会が発足した、1863(文久3)年からとされています。
翌1864(文久4)年には「ジュネーブ条約」が結ばれたことで、国際赤十字も誕生しています。
《余談》
赤十字のマークは、H・デュナン氏の母国であるスイスの国旗の配色を逆にしたものとして制定されています。
【松の日】
1981(昭和56)年5月8日に、日本で初めて松に関する全国大会が奈良県で開催されたことにちなんで、日本の松の緑を守る会が記念日に制定しています。
日本において、松は古くから「神が宿る神聖な木」と考えられていて、日本を代表する樹木でもある松を、いつまでも大切に保護していくための活動が、同会を中心に展開されています。
【紙飛行機の日】
紙飛行機が空へ高く飛んでいく様を「GO HIGH(空へ高く)」とした、ゴー(5)ハイ(8)の語呂合わせから、知的障害と白血病に立ち向かった紙飛行機が好きな少年・井上健史君の命日にちなんで、折り紙ヒコーキ協会が5月8日に記念日を制定しています。
2002(平成14)年5月8日:享年:9歳
7年間の闘病生活を讃えると共に、哀悼の意を込めて、例年5月8日近辺の晴れた日には、多くの紙飛行機が空を舞っています。
(以上、ネット検索より)