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6月30日は、大祓(おおはらい)&茅の輪のくぐり方と気をつけたいこと&ハーフタイムデー&アインシュタイン記念日&国際小惑星デー&イギリスのタワーブリッジが運用開始&トランジスタが初公開される

【大祓(おおはらい)】

大祓は、日本の神道儀式のうちのひとつとして、例年6月と12月の晦日に行われている行事のことで、6月に行われる大祓は、夏越(なご)しの祓(はらえ)とも呼ばれています。

晦日=毎月の末日のことで、特に1年の終わりの12月の晦日は、大晦日と呼ばれています。

お祓い自体は、浄化の儀式として宮中や神社等で日常的に行われるものの、晦日に行われるお祓いは、天下万民の罪穢(つみけがれ)を祓う意味合いが込められることから、大祓(おおはらい/おおはらえ)とされています。

また、大嘗祭の前後、斎宮斎院の卜定(ぼくじょう)、未曾有の疫病の流行、災害の襲来があった場合には、月日に関係なく臨時に執り行うこともあります。

大嘗祭=天皇即位年の最初の新嘗祭(にいなめさい)。

卜定=吉凶を占う行いのことで、ぼくていとも読みます。

【茅(ち)の輪のくぐり方と気をつけたいこと】

《茅の輪のくぐり方》
夏越しの大祓の際には、多くの宮中や神社等で、大きな茅の輪が作られます。

これは、各宮中や神社等に張られた結界内を、ある慣例通りに回ることで、半年間に溜まった病や穢れを落とし、残りの半年無事に過ごせることを願う意味合いが込められています。

茅の輪は、本殿や宮門の正面に設けられることが多く、くぐり方としては、
Step.1:一礼=茅の輪の正面に立って軽く一礼
Step.2:左回り=茅の輪をまず左回りでくぐり、一礼した立ち位置へと戻る
Step.3:右回り=茅の輪を右回りでくぐり、一礼した立ち位置へと戻る
Step.4:左回り=最後にもう一度左回りで茅の輪をくぐり、一礼した立ち位置に戻る
以上が一般的とされています。

《茅の輪くぐりで気をつけたいこと》
茅の輪をくぐり終えた後に、本殿へ参拝に向かう際には茅の輪を避け、くぐらずに向かうのが礼儀とされています。

加えて、過去に茅の輪をくぐった人たちの罪、穢れ、災厄は、茅に遷(うつ)され、吸い取ってくれていると考えられていることから、茅の輪くぐりの間や参拝時には、茅自体に触れたりするのは避けた方がご利益があるとされています。


【ハーフタイムデー】

暦上では、6月30日が1年12ヶ月のうちの半分が過ぎ、残り半年となることから、前半年の反省と後半年への希望を抱く日とされています。

が、6月30日は平年365日の181日目に当たり、残り日数は184日なことから、日数的に一年の半分は7月2日です。

そのため、上記とは別に、7月2日は一年の折り返しの日、真ん中の日の名称で記念日が設けられています。


【アインシュタイン記念日】

アルベルト・アインシュタイン氏が、相対性理論に関する最初の論文「運動物体の電気力学について」を、ドイツの物理雑誌「アナーレン・デル・フィジーク」に提出したのが1905(明治38)年6月30日のことで、その後の影響と功績を讃えて、記念日が設けられています。

論文提出時のアインシュタイン氏は、スイス連邦特許局の無名技師として働いていましたが、後世に残る数々の優れた論文の多くは、特許局時代に提出されています。


【国際小惑星デー】

1908(明治41)年6月30日に、ロシア・シベリアのツングースカ上空で隕石が爆発したことを受けて、国際デーとして記念日が設けられています。

国際表記:International Asteroid Day

ツングースカ上空での隕石爆発は、強烈な空振を発生させ、森林炎上:半径約30~50km、倒木:約2,150平方kmの広範囲に渡る地表での影響も確認されています。

また、爆発によって生じたキノコ雲は、数百km離れた場所からも目撃できる規模だった他、一部地域では地震も観測されるほど大規模なものでした。

小惑星の衝突は、現状人類の手の及ばないものとされるも、過去には小惑星爆発の影響を受け、太陽光が遮られたことで、地球内の天候が大きく変わり、恐竜が絶滅する原因となったと考えられていることから、未来の世代を守るために何が出来るかについて、記念日を通して世界中で考えていくことが提唱されています。

【イギリスのタワーブリッジが運用開始】

1894(明治27)6月30日、イギリス・ロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋「タワーブリッジ」の運用が始まりました。

橋の中央部に設けられた可動部分は、当初、シーソーの原理を応用し、蒸気機関を用いて、2塔の建物部下の土台に水圧を掛けるという世界初の技術が使われていました(現在は電気制御)。

また、第二次世界大戦中は、ドイツ空軍の爆撃被害を受けるも、復旧がなされた現在は、イギリス指定建造物の第一級指定建築物に認定されていて、ロンドンを代表する観光スポットのひとつ としても人気で、連日多くの市民や観光客で賑わっています。


【トランジスタが初公開される】

1948(昭和23)年6月30日、アメリカ・AT&Tベル研究所のウィリアム・ショックレー 、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンが、共同で発明したトランジスタが世界で初めて公開されました。

半導体を用いて電気信号を増幅・発振させることができるトランジスタは、真空管と同じ働きながらも、小型、軽量、長寿命、エコといった大きなメリットがあり、登場以後、それまでの真空管ラジオに置き換わり、急速に全世界へ普及していきました。

そして、この日は、トランジスタの日として、記念日のひとつに制定されています。


(以上、ネット検索より)

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